日々秋めいた空気を感じる中、本日は強い湿気を感じました。

 日本列島に台風が接近中だとの事ですが、被害が及ばない事を祈っています。

 

 

 秋の味覚のうちの一つであるを購入してきました。

 歯ごたえが良く、シャキシャキした食感が心地良いです。

 

 

 昨日、演奏について、事前に練習していたものを再現する行為だと云う認識のもと記載したのですが、「色々なピアノで」「色々な設置場所で」演奏する事を考えると、再現だと捉えるのは誤りなのかもしれないと思えてきました。

 クラシック曲の場合、ジャズなどと異なり、即興の要素が無いように思えますが、ピアノそのものが普段練習しているものと異なる、この一点のみでその空間に産み出される響きが僅かながらに異なると云う事を痛感しています。

 この件を踏まえると、厳密に言えば、クラシック曲であっても現場適応力と云う意味合いで即興の要素を要求されるのではないかと云うのが現段階での私の見解です。

 

 現在、私はショパンの楽曲を練習しており、バッハの練習曲と共に日々の練習メニューとして取り組んでいます。

 そこで日々感じているのですが、バッハの練習曲に要求される事柄がNHKアナウンサーの話し方だとすれば、ショパンの楽曲を演奏する行為は伝達内容に誤解を招く事のないよう踏まえた上で地方の方言を自在に操る行為に酷似しています。

 

 ロマン派の音楽のテンポを揺らす前に拍をきちんと取る行為は、バレエと同様、体幹を安定させる行為と本質的に同様のものを感じるのです。

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・ツェルニー50番練習曲集 5番

 ・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第5番 変ホ長調

 ・バッハ インベンション第11番 ト短調

 ・バッハ インベンション第15番 ロ短調

 ・バッハ インベンション第14番 変ロ長調

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵) 変ト長調

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 最近、ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵)の練習を重ねるにつれ、右手の跳躍に慣れ、メカニック的スキルが向上すると云う嬉しい副産物が得られました。

 この曲の練習を再開した理由の一つとして、2拍子である事が挙げられます。

 

 ショパン ノクターン第5番 Op.15-22拍子の曲だと云う事で、当初は拍感を身につける為に選んだ練習曲でした。

 

 ノクターン第5番の中間部の克服に際し、同じような音形が長く続くと粗が出やすいと云う事を痛感したので、Op.10-4のように要求される技術の種類が目まぐるしく変わる楽曲ではなく、ツェルニー50番練習曲集のような克服すべき技術の種類が決まった練習曲に取り組む事も考えましたが、ノクターン第5番の中間部の克服にはノクターン第5番の中間部を練習するのが最善だと云う結論に帰着し、今に至ります。

 

 ペダリングの克服など、課題の要素が多岐にわたりますが、取り組み甲斐のある楽曲で、今回ショパン ノクターン第5番 Op.15-2を選んで本当に良かったと感じています。