これまでの日々の生活を振り返って、自己満足度を自己採点した時、毎日「満点」だと即答できる生き方をし続けたい。
この信条を持って生きている私は、先日、色々なピアノで弾く事を達成する一つの手段として、遂にストリートピアノを弾いてきました。
ピアノを再開した初年度である2020年、ストリートピアノについてGoogle検索した事があるのですが、当時は緊急事態宣言発令下、閉鎖中の場所ばかりだったので、諦める事を余儀なくされました。
しかし、つい先日お調べしたところ、利用可能な安全な場所が見付かったため、早速現地へと向かう事へ。
皆様がポップスを演奏されている中、クラシック曲を演奏する事を躊躇しましたが、先ず隗より始めよと云う言葉通り、ショパンの楽曲を弾く事に。
再開後触れたどのピアノよりも鍵盤が柔らかく、タッチの加減の調節具合が一番難しいのではないかと思いました。
「上級者」の方々はこのようなピアノでもすぐに弾きこなすのでしょうが、私にとっては初めて触れるピアノでショパンのノクターンを奏でるのは至難の業なので、途中で止まらなければそれで良しと云うスタンスで、練習中のノクターン第5番 Op.15-2を弾いてきました。
レッスンで先生の前で弾くより気楽な気分で、緊張感の無さに自分でも驚きました。
そして、某ショパンエチュードらしき曲も…。
私がクラシック曲に触れたからなのか、偶然その後から続々とクラシック曲を演奏される方が姿を現し始めました。
あれだけの人数の中でクラシック曲を練習している方がいらっしゃらない訳がないのです。
弾くは一時の恥、弾かぬはこの夏の恥、行かぬは一生の後悔、鍵盤に向かっただけでも参加賞だと自分では思っています。
他の方々の演奏を間近で聴いて、一瞬一瞬に熱意を感じられました。
某ショパンエチュードらしき曲については、練習し直して他の場所でリベンジを試みています。
ほぼ勢いのみで飛び込んでいったので、ピアノと言うよりもお祭りに参加していた気分でした。
集まっていらっしゃった方々にとっては酷い騒音で迷惑行為だったのかもしれませんが、このような場所を提供してくださった事により生まれる交流もあり、行ってみなければ判らない事が多々有るのだと実感しています。
原爆投下から77年を迎えた本日、平和な日本で冷房の効いた室内でピアノに触れる事ができる環境に感謝しております。
ストリートピアノがいつまで存在するか定かでない今の情勢下、いつ私が死んでもホテル療養生活が命じられてもストリートピアノ自体が無くなっても後悔しないよう、某ショパンエチュードらしき曲にも触れておいたので悔いはありません。
【本日のピアノの練習について】
・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第5番 変ホ長調
・バッハ インベンション第10番 ト長調
・バッハ インベンション第11番 ト短調
・バッハ インベンション第15番 ロ短調
・バッハ インベンション第14番 変ロ長調
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)
(※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)
・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調
・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)
傍若無人な質の低い「音を出す行為」ばかり続けている訳にもいきません。
実力不足の状態で勢いだけでピアノに取り組むと、その場をドンチャン騒ぎのような勢いで楽しむ事は出来るのですが、これで満たされるのかと云うと、決してYesとは言えないのです。
ショパン ノクターン第5番 Op.15-2の中間部克服について、最近進展が見られないのは、色々なピアノで弾く事に拘り、結果的に色々なピアノで一発勝負を続ける現状に陥り、どのピアノでも弾けなくなっている惨状へと至っているからです。
まずは1台のピアノで自分で納得のできる完成度にする事が先決なのではないかと云うのが現時点での私の見解です。