ここ数日の暑さにとろけそうになりながら、毎日涼をとる術を熟考しています。

 

 

 数年前、紫陽花園へ赴いた際に咲いていた紫陽花の花です。

 造花のように触れても壊れなさそうな印象ですが、紛れもない生花です。

 

 ここ数日の気温は全国的に6月下旬としては異常なほど高温ですが、まだ暑さに慣れていない梅雨明け間近と云う要素が体感温度の上昇に拍車をかけている気がしてなりません。

 気温の数値だけでなく、湿度や風速などの要素も複雑に絡み合って体感と云うものが構成されています。

 

 

 そこで、天候に限らず、電化製品食べ物についても、スペックの値や量(g数など)だけの情報から実態を想定するには、多角的視点が要求されると思います。

 物件の図面と住所だけを見て、その物件の良し悪しを判断できるようになるには、或る程度物事を見極める力が必要なのと同様です。

 

 対象が「物体として存在するもの」や「天候」など、第三者が関与しないものに関して見る眼が肥えていると云うのは、つまるところ、数値や客観情報から物事を推測できる力が優れていると云う意味なのではないかと私は最近思います。

 

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・ハノン11~14番

 ・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)

   ・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第5番 変ホ長調

 ・バッハ インベンション第15番 ロ短調

 ・バッハ インベンション第10番 ト長調

 ・バッハ インベンション第11番 ト短調

   ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・ショパン ノクターン第1番 Op.9-1 変ロ短調

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 昨日、そして本日、ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調中間部克服に向けて様々な練習に取り組みました。

 ここまで難儀しているのは約2年前のエチュードOp.10-4以来です。

 これまで、敢えて困難を避けて選曲を行っていたと云うのが実態です。

 

 

 まず、中間部を全部通して練習するのではなく、5連符の部分のみに絞って取り組む事にしました。

 

 1.左手はそのまま譜面通りに弾きながら、右手は旋律(赤枠で囲んだ部分)のみ弾く

 2.右手のみオクターブ部分(青枠で囲んだ部分の音)を省いて内声込みでメトロノームに合わせて弾く

 3.右手のみ旋律+内声はで囲んだ音のみをメトロノームに合わせて弾く

 

 次に、3連符が出現する部分については、

 

 1.左手はそのまま譜面通りに弾きながら、右手は旋律(赤枠で囲んだ部分)のみ弾く

 2.右手のみ旋律+3連符部分を全て弾く(結果的に内声は1音省かれる)

 3.左手と合わせて2.の練習をする

 

 この方法で、適当になっていた拍感の矯正を行いました。

 

 このような練習方法で効果が出現するか否か、現段階では判りませんが、数日前まで勢いに任せて通して練習していたところ、中間部の後半から拍が崩れ始める現象毎回起こるようになっていたので、敢えてメトロノームを使用しています。

 

 初期段階に於いて手抜きをして、何となく雰囲気だけ出来上がっても、やはり丁寧にやり直す羽目になるものだと痛感した状況です。

 エチュードOp.10-4には内声があまり出現せず、声部弾き分けスキルが乏しくても力技で何とかなっただけに、今回声部弾き分けの技術不足が露わになり、対策を講じています。

 

 

 そして、ノクターン第1番に関しては、段々構成が理解出来かけてきたのか、譜面を見ずに中間部の右手を弾いてみると、左手のバスの音に何が相応しいか直ぐに判るようになってきたので、数ヶ月後には「指が覚えるほど練習した結果暗譜ができた」という肉体派暗譜ではなく、理論派暗譜が成功するのも夢ではないと今では思っています。