全国的にうだるような暑さが続く中、華やかに咲くハッピーキャンドルです。

 

 

 キャンドルの儚く揺らめく様子よりも、寧ろ真夏に燃え盛り、何かに立ち向かってゆく炎のような印象を受けました。

 

 

 昨今、物価の上昇が報道されていますが、本日はスイートコーンを安価で入手できて非常に満足です。

 

 

 1本100円未満という驚愕の価格。

 トウモロコシのヒゲまでついており、早速1本茹でていただくと、何も付けなくても天然の甘味(大部分はショ糖)を堪能出来ました。

 

 

 

 さて、標題の専念と両立と依存と逃避の違いについてですが、ライフスタイルが多様化するにつれ、社会人の中でも副業をしたり昭和時代は既婚者の場合、女性は専業主婦が主流だったところ、育児中に仕事をしたり会社に所属しつつも夜間の学校に通ったり自分の生きる指針として、注力すべき事を何か一つの事だけに絞らなければならないと云う考えが薄れてきています。

 

 一例として、毎週握手会に出場するアイドルグループの主力メンバーが四年制大学に通学する事は、大学や学部学科にもよりますが、さして珍しくなくなり、学業と芸能活動とを両立する事が一部の国民の間からは称えられるようになりました。

 

 「アイドルとしてセンター取れないから保険として大学に通っている」

 「学業も芸能活動も中途半端になる」

 

 このような否定的な見方は、もはや時代遅れなのかもしれません

 

 昨年のショパンコンクール二次予選に出場した日本人の中に、名古屋大学医学部5年生の学生がいた事が、学業とピアノとの高い次元での両立を周囲から認められている事実を物語っています。

 

 そこで、簡単にまとめると、専念とは、一つに絞る事であり、両立とは、二つの事を場合に応じて優先順位を付けながら上手くこなす事と云う事になります。

 この二者間に特に優劣は無く、スタンスの違いだと私は考えています。

 

 

 ここで、「自分は大学に通っているのだから、他のメンバーよりもダンスを覚えるのが遅くても仕方ない」と言うアイドルが居たとしたら、それは芸能活動に於いて大学保険をかけ逃避していると言えます。

 同様に、アイドルが、「自分は明日握手会を控えているのだから、大学の講義なんて出ていられない。忙しいんだから休むね。あなたは芸能活動してないから暇でしょ。代わりにノート取っといて」と友人に依頼しているとしたら、学業に於いて芸能活動保険をかけ逃避していると言えます。

 

 両立を決めた場合、一方を重視する代償としてもう一方の出来が及第点に達していない事を言い訳にするのは甘えであり逃避先を確保しているだけだと私は考えています。

 

 

 それでは、依存について考えてみたところ、その対象が無ければ精神的・身体的な健全性を失ってしまい、激しく落ち込んだり、誰に対しても会話の内容がその対象のみである事、他のすべき事に割く時間をその対象に注ぐ事を自制する事ができない状態を指すと思います。

 スマホ依存やアルコール依存などがその典型例ですが、新卒時から一社のみに勤務している会社員にもこの症状が散見されます。

 

 「会社の友達が~」「上司がムカつく」「この前出張に行った時の景色だけど、」「今、僕の部下への指導方針は~」、このような内容ばかりを訊かれてもいないのに社外の知人に機関銃の如く話す行為は、会社以外の事へ全く意識が向いていないという事で、同僚を「友人」と呼んだり公私混同したり、一見仕事熱心な会社員のように捉えられますが、実態はオン・オフの切り替えが全く出来ていない会社依存人間なのです。

 会社に依存している者は、友人(会社の同僚)との雑談LINEの返信が24時間来ないだけで会社用のメールアドレスにLINEの返信の催促文を送信するなど、他者を巻き込む異常行動を取る事がしばしば有ります。

 

 専念を決めた場合、その対象以外にも目を向け、その対象以外のコミュニティにも属しておかねば依存に陥る恐れが有るかもしれません。

 

 

 こう考えると、多くの人が働く現代、勤務先や自分の仕事内容とは全く関係無い趣味を持つ事はメリハリのある生活を送る要なのではないかと思えてきます。

 

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済) 

 ・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)

   ・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済) 

 ・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第5番 変ホ長調

 ・バッハ インベンション第15番 ロ短調

 ・バッハ インベンション第10番 ト長調

 ・バッハ インベンション第11番 ト短調

   ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)

   ・ショパン エチュードOp.10-5 (黒鍵) 変ト長調

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・ショパン ノクターン第1番 Op.9-1 変ロ短調

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 本日は120分ほどピアノの練習に時間を捻出できたので、多くの楽曲に取り組む事ができました。

 ここで、私自身、多数の楽曲に取り組む事により、1曲1曲に丁寧に向き合う事無く、どれも中途半端にならないよう気を付けねばなりません。

 

 本命はどれなのか、「主」となるものと「副」となるものの区別を付けるのか、それとも全て同等のエネルギーを注ぐのか、様々な方面の有名人の学業との両立に関する報道を聴いて、私のピアノへの取り組み方についても再考させられました。