気温としては暖かな陽気を感じられましたが、強風が身体中に吹き付ける日でした。
昔から、私は人の名前と顔を覚えるのが苦手で、特に服装や髪型が変わると全く人を判別できず、苦労していました。
アメブロの中に、登場人物が多い漫画が掲載されていると、話の内容以前に、同一人物はどの人なのか確認しなければならず、古文の読解をしているかのような難解な解読に挑んでいる感覚です。
例えば、主人公の女性が「〇〇(苗字)さん」と他の登場人物から呼ばれている場面の次に、「△△(ファーストネーム)さん」と姑から呼ばれている場面に遭遇すると、何故最初から登場人物の紹介として、「主人公 〇〇 △△(フルネーム)」と記載しないのだろうと毎回もどかしい気分になります。
更に、自宅に居る時、母親として子どもを連れている時、パート勤務している時でそれぞれ服装や髪型が異なり、周りからの呼称も異なる場合、お手上げです。
文字よりも漫画にすると解りやすくなると云う製作意図が有るのかもしれませんが、絵を挿入する事により、登場人物の見分けが付かなくなり、理解に時間を要しています。
考えてみると、私が昔から家庭の複雑な話を聴くのが嫌だった理由の一つとして、状況把握に時間がかかるからと云う点が挙げられます。
複雑な悩みの話になると、15人以上登場人物が出現して呼称が異なる人物の同定に非常に苦労しています。
旧姓、職場での呼び名、ニックネーム、etc.
ドラマの場合も、特にスーツ姿の男性の区別が全く付かず、呼称のみを頼りに何とか識別に努めている状況です。
実は、ジャニーズグループのメンバーの顔と名前で一致するのはほんの数名で、その数名を憶えるのもまずは名前フルネームを全て憶えて、次に顔を覚えるという過程を経て、やっと嵐の5名を覚えきれた程です。
嵐の5名に関しては、親しい人から覚えるよう要請を受け、何とか紙に書いて覚えましたが、強制力が無ければ覚えられるものではありません。
名前と顔を同時に覚えるのは私には不可能です。
ただ、生年月日はすぐに憶える事ができ、名前を憶える過程に於いて、名前よりも先に生年月日を憶えた方が早いほどでした。
生年月日から紐付けて歴史上の人物を憶えるような感覚で名前を憶え、顔は消去法で覚えたりと、あらゆる工夫を凝らして逃げ切った感じです。
男性芸能人に関してはお手上げです。
どなたかに乗せて頂いた車を駐車場で探す時にも、形状や色ではなく、ナンバープレートを頼りに探しています。
ちなみに、女性アイドルグループに関しては、50人でも100人でもすぐに名前フルネームと生年月日を憶える事ができます。
一方、文章のみで記載された小説の場合、登場人物の名前に関しては割とすぐに憶えています。
興味の無い形状を認識する事について、自然にこなせるものではなく、膨大な努力を必要とするため、登場人物が複数にわたる動画を観る事を無意識のうちに避けているのかもしれません。
大人になったらスーツ姿や制服姿の男性の区別が付くようになるのだと思っていましたが、この件については昔から全く進歩はありません。
「人に興味を持ったら覚えられる」と助言を頂いた事も有りますが、どのように興味を持つのか、どの点に興味を持ったらよいのか、全く解らず、行き着いた結論は生年月日から憶える事でした。
よく、アイコンが存在しなかった頃、オンラインのチャットでHNでは誰が誰なのか識別できずにすぐに忘れてしまうと言う人に遭遇しましたが、私は文字情報に関しては問題無く人並みには個人を憶えられるのです。
よく考えてみたら、私は、人を顔ではなく声と体型で判別している気がしてきました。
中学校や高校の先生が、制服着用の生徒の顔と名前を100人も200人も覚えていられるのは、私にとっては神業にしか思えませんでした。
名簿だけ渡されたら500人ぐらい憶えるのは可能だと思うのですが、顔を覚えられるのは才能なのではないかと思う事が多いです。
これについても、生年月日と関連付けて覚えたら何とかなるのかもしれません。
私は、10代の頃からずっと担任教師の顔を判別できず、「忘れた」事にしているのですが、実は初めから全く覚えていませんでした。
判別していた要素は、声が主な要素でした。
映画やドラマや漫画を観る事を勧められるのが非常に苦痛な理由も、このような「人の顔の判別が非常に困難」である事に起因しています。
登場人物が名札を付けてくれると判りやすいのですが…。
【本日のピアノの練習について】
・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第9番 へ短調
・バッハ インベンション第4番 ニ短調 (暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第5番 変ホ長調
・バッハ インベンション第15番 ロ短調
・バッハ シンフォニア第11番(暗譜済)
・ショパン幻想即興曲 嬰ハ短調(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)
(※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)
・ショパン エチュードOp.10-3(別れの曲) ホ長調
・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調
・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)
現在、別れの曲の中間部の運指再考中なのですが、嵐の5名の顔と名前を覚えた成功体験から、何でも覚えられるのではないかとすら思えてきます。
あんなに苦労して覚えた嵐の5名ですが、既に顔を忘れてしまい、今では一人も頭の中に思い浮かぶ人がいません。
一般人の場合、人の顔と名前、名前から憶えて顔は次に会った時に見て確認、これが私の覚え方のプロセスです。
ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調の拍感が失われつつあるので、左手だけの練習をもう少し続けようと思います。
感覚として、右手のメロディーは人の名前、覚えにくい左手は人の顔、このような感じです。
そして今、ショパンのノクターン第8番 変ニ長調を聴くと心が洗われるようです。