相変わらず寒い日が続き、オミクロン株の感染者が日々増加中だとの報道が続いています。
黄色いお花を目にすると晴れやかな気分になる事が多いので、添付しておきます。
私は、なるべく外出を控え、休日は自宅で趣味としてのピアノの練習を続けています。
この情勢を考慮すると、バレエのレッスンに参加するのは憚られる為、バレエはお休みしました。
バレエのレッスンに参加するのは習慣化していた行為なのですが、10年間以上続けていれば、致し方ない事も有ります。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番,23番
・バッハ インベンション第1番(暗譜済)
・バッハ インベンション第2番(暗譜済)
・バッハ インベンション第3番(暗譜済)
・バッハ インベンション第13番(暗譜済)
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第12番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第14番
・バッハ インベンション第5番
・バッハ インベンション第15番
・バッハ インベンション第10番
・バッハ シンフォニア第11番(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-4(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)
昨年、暗譜について言及していた事が有りましたが、暗譜するためには、暗譜しようと意識するより、同じ曲を何度も反復練習する事を続けた結果、暗譜出来ていたと云う「結果論」が多い事が7ヶ月間の検証により判りました。
子ども時代、暗譜に苦労した事が無かったため、暗譜方法を産み出しておらず、私にとって、暗譜は、大人になって初めて直面した壁でした。
そこで、苦肉の策として、バッハ インヴェンションの練習の際、
・音名を声に出して歌う(右手を弾きながら左手部分を歌う、左手を弾きながら右手部分を歌う)
・数小節ずつ区切って記憶する(バッハの場合は区切りが難しい)
などと、試行錯誤を繰り返してきましたが、最善の方法は、同じ曲を楽譜を見ながら何度も反復練習する、これに勝るものは無い事が判りました。
ピアノを弾く際、10本の手指の動作の他に、音感として「なんとなく次はこの音だろう」という、和声学を詳しく学んでいなくても何となく予測できる流れというのが有ります。
この音感がほぼ失われてしまった今、動作としての反復練習により、身体で覚える、所謂習慣化こそが暗譜への一番への近道だと云う事が検証されました。
それでは、動作としての反復練習はどれ程の量・密度で行えばよいのか。
バッハ インヴェンションの場合、私は、両手で淀みなくインテンポで通せるようになるまで約5日間要します。
この状態から、1日10~12回程度、毎日通し練習を続けた結果、約60~70日後には楽譜を譜面台に置かなくても最後まで通せるようになっています。
即ち、約2ヶ月間以上の間、毎日、累計約600~840回通し練習をすれば、センスなど無くても暗譜が出来る事が、自らの体験により判りました。
この習慣化により、どれくらい放置したら暗譜が無効になるのか、暗譜した状態を維持できるための対策についてはまだ検証できていませんが、少なくとも、習慣化により暗譜が成功した事は確実です。
PCの操作に於いても、習慣化する事により、毎回の動作について細かく考える前に、まず指が動いているのと同様、まずは身体で覚える事が暗譜への最短方法だというのが私の現時点での見解です。
しかし、暗譜した結果、音楽的に豊かに演奏できるか否か問われると、「否」と答えざるを得ません。
そもそも、暗譜へ挑んだ当初の目的は、楽譜に視線を奪われること無く余裕を持って音楽的に演奏できる事でした。
目的が果たされない以上、暗譜する意味が無いのではないかと思い始め、ショパンの楽曲を暗譜する事は意識的に避けています。
当初の目的とは異なる結果となりましたが、7ヶ月間、暗譜とその方法、暗譜した結果について、検証できただけでも実りある結果が得られたと満足しています。
実際にやってみたからこそ判る結果が、確実に存在する事が解りました。