完全に感覚だけで好きな色合いの薔薇の花の写真です。
このピンク色とパープルの組み合わせが絶妙。
嘗て訪れたハウステンボスの薔薇園内のものです。
早く気兼ねなく全国をあちこち再び旅行できる日々が訪れることを願ってやみません。
好きな色合いは沢山有るのですが、薔薇の花は少し淡い色合いが好みです。
「好きな色」を問われると即答できない現状から、「嫌いな色」は何なのか考えてみたのですが、「該当なし」と結論が出た時、この世の中を構成している風景や建造物、ファッションに使われる色の全てが必要で、一見して目立たない部分に使われている色が差し替えられるだけで相当印象が変わることを考えると、全体の構成に寄与する割合が低いものであっても軽視できないことを痛感します。
【本日のピアノの練習について】
・バッハ インベンション第1番
・バッハ インベンション第2番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ シンフォニア第11番
・ショパン プレリュードOp.28 No.15(雨だれ)
・ショパン ノクターン第20番(遺作)(暗譜済)
・ショパン ワルツOp.64-2(嬰ハ短調)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・ショパン バラード第1番
・バッハ 平均律 第1巻 第1番(ハ長調)(プレリュード部分のみ)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
雨だれを美しく育てるつもりが、皮肉なことに、「毎日ただ何となく1回通すだけ」のワルツOp.64-2(嬰ハ短調)が上達しています。
意識せずにあまり考えずに、小学生のような気分で鍵盤に向かった方が良いのかもしれないと困惑中です。
…しかも、最近、毎日37.0℃ほどの微熱が続いており、あまり体調が芳しくない中、鍵盤に向かっているので、コンディションの「揺らぎ」が「人間らしさ」を表現することに寄与しているのではないか…などと考えています。
「安定志向」でショパンに臨むより、「感情」に身を任せた方が上手く(「巧く」ではない)音楽として成立するのかもしれません。
◆ショパン バラード第1番について
ヘンレ原典版の楽譜を見ると、第7小節の左手の和音(上記添付画像の赤枠で囲んだ部分)の音が「よく聴くバラード第1番の音」と異なる気がしたので、他の版の楽譜を確認してみました。
全音楽譜出版社の注釈に「も」明記してありますが、原典版から、どこかで伝言ゲームのようにショパンの意図とは異なる音にすり替わっているようです。
音そのものが異なるケースが、此処以外にも多々見受けられます。
そもそも、「よく聴くバラード第1番の音」とは、私が持っているCDの中のアシュケナージの演奏のものではないかとも思います。
どちらがしっくりくるか、くじ引きで決めるのではなく、「感覚的なもの」で以て捉えて好きな方を決めるのもよいのではないかと思うようになりました。
この曲自体、長い上、練習する際の集中力が持続しないので、細かい箇所を気にしていると、コーダまで辿り着きません。
一旦、大雑把な「感覚」で最後まで通して、細かい箇所に着目する方針で臨みたいと思います。
◆バッハ インベンションについて
先月お気に入りだった第2番に取って代わって第8番への愛着が復活しました。
第8番(ヘ長調)は、軽快な曲調で、且つ、速めなので、練習していても気が晴れることが多いです。
最近、毎日の選曲について、その日の気分と何らかの相関が有るのか考えることが多いです。
シンフォニア第11番のような繊細さが要求される曲を5回以上通した後、無性に革命が恋しくなって最後はやはり革命で終わる日が10日間以上続いているので、同じような曲調の曲を数曲練習するよりも、真逆の曲調の曲を交互に練習した方が精神的には良いのかもしれません。
明日は体調が改善することを願っているのですが、ワルツOp.64-2(嬰ハ短調)が下手になっていたら…と思うと恐ろしくて何事も一概には言えないものだと思います。