春の陽射しの柔らかさと秋の陽射しの深みとが上手く調和した色合いの薔薇の花です。
1999年にドイツで作出されたアウグスタ ルイーゼと云う品種です。
パステルカラーよりも落ち着きが有り、浮付いていない割には若々しい感じが好きです。
昨日、YouTube云々記しましたが、率直な感想として、
「料理動画を撮れる方々の技巧が素晴らしすぎる」
と思う事が多いです。
勿論、他のジャンルの収録についても感嘆する事がしばしば有るのですが、私自身がイチゴジャムを作った時、写真を撮るだけで湯気との闘いだった事を思うと、炒め物などを「作る過程」の動画を出している方々には尊敬の念が湧いてきます。
ちなみに、私を含め、食べるのが苦手な人達は、10代後半のうちからお粥などの病人食が得意料理である確率が非常に高いです。
クッキーやケーキ、オムライス、このような料理を得意料理として挙げる事は滅多有りません。
「少食あるある」のサイトに何故この事が記載されていないのか、不思議でなりません。
豪勢な料理、写真映えする料理よりも、一般的な飲食店で提供される事も総菜屋で販売される事も滅多に無い「胃腸に優しい料理」こそが、自分の体調に合わせて作る必然性が生じるものなのです。
実際に、大学時代、「食べるのが苦手」だと自己紹介をした一人暮らしの18歳の後輩の口から、お粥についての蘊蓄が傾けられた時、「やっぱり…」と納得しました。
一人暮らしの大学1年生が何の為に料理をするのか考えたらすぐに判るのですが、これを習得しておかなければ、「食べるのが苦手」な人は生存が危ぶまれるのです。
それを自分自身、そして保護者が、成長期が終わりかけの頃から強く自覚しているからこそ、せざるを得ない事と云うのが多々有ります。
これは、一時的な摂食障害とは全く異なる、一生向き合っていかなねばならない問題だからです。
「精神的な理由」だと誤解した方々が、「誰かと一緒に雰囲気が良い処で食事をすれば食べられる」、「盛り付けに工夫すれば食べられる」などと言う傾向にありますが、元々の体質が改善される事は無いので、何も解決に結び付く事は有りません。
少しweb上を検索すると、「○○アピール」などと茶化されていますが、そのような生易しい話ではありません。
真剣な先天的な問題に対し、軽々しく記載している方の神経を疑います。
大勢で会食をせざるを得ない時、先に公言しておかなければ、救急搬送が必要なケース、後に体調に支障が出るケースについて、冗談のような言葉をかける人がこの情報化社会の現代にも居る事に驚きです。
「そんな人がいるとめんどくさい」
と云う意見も散見されますが、会食自体なくしてしまえばアレルギーについても少食問題についても好みの問題についても全て解決します。
本来、「食」とは、「めんどくさい」ものなのです。
そして、「必ずしなければならない事」なので、その人の育った環境、現在の生活環境(経済状況や費やす事の出来る時間)、性格、体質など、先天的要素と後天的要素とが複雑に絡み合っています。
「その人の全てが『食』に出る」と言っても過言ではないと私は思います。
食材の調達方法から調理法、いつどのようなタイミングでそれを消費するか、日々の食事を公開するのは顔写真を公開するよりもプライバシーを曝け出す事だと私は考えています。
衣食住の中で、最も取り繕いのきかないものが「住」だとよく言われていますが、私は「食」だと信じてやみません。
「食」は、2泊3日の旅先でも偽る事が極めて困難な事項です。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番全曲
・ハノン 21番、24番
・バッハ インベンション第1番
・バッハ インベンション第2番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ シンフォニア第11番
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
本日は、いつもより30分ほど早く目が覚めたので、練習時間が長く取れたのですが、ハノンを含む基礎練習だけで60分間経過してしまいました。
最近、基礎力の欠如を感じつつあるので、ハノン1~20番を全曲
・原曲のまま
・スタッカートを含むリズム変奏
して練習しました。
また、昨日から引き続き、スケールのニ短調とニ長調の苦手克服について取り組みました。
昨日克服出来たニ短調に再び取り組むと、昨日の実績が維持されていたのか、さほど苦手では無くなっていたので、特定の調のスケールが一時的に苦手になった場合であっても、該当する調のスケールの苦手改善に取り組めばすぐに効果が発現するのではないかと思います。
苦手意識を感じたら、見過ごさずに、その日のうちにすぐ改善策を実行に移す事が実力を維持する為に必要だと云う事を学びました。
本日のスケール苦手克服対象調はニ長調です。
左手の下行が極端に苦手なので、左手の下行のみ弾いてみると、「3(黒鍵)→4(白鍵)→1が潜行して白鍵」の課程に於いて、4→1の指くぐりがスムーズでない事が原因だと判明。
4→1の白鍵の指くぐりに特化して何度も繰り返した後、左手の上行から下行、カデンツを弾いてみるとすぐに改善されていました。
昨日と本日の事から、スケールに関しては、単に「馴れていないから」スムーズにいかないのではないかと思っています。
昨年11月頃から、ホ長調と嬰へ短調への苦手意識が強く、毎日毎日リズム変奏を含め10回以上練習していた結果、今ではさほど苦手ではなくなった事から、回数をこなす事が重要なのではないかと現段階では思います。
そして、ショパンエチュードOp.10-12(革命)の大問題勃発小節の左手の運指を確定しました。
第25小節~第29小節のみ添付していますが、もう一度ゆっくり部分練習が必要だと痛感しました。
現在、ショパンエチュードOp.10-4より出来が芳しくないと云うのは由々しき事態です。
バッハのインベンションやシンフォニアの練習とショパンエチュードの強化を行うと、一日がハリウッド女優並みに忙しいので、毎日ショパンエチュードは0~2曲選んで流すだけにしておいたらこの惨状。
二兎を追う者は一兎をも得ず、なのか、私の練習の仕方の問題なのか、8月は複数曲を並行して練習するスキルを身に付けたいと思います。
来月習いに行く予定のバッハのインベンションを通常より丹念にやり直しました。
まず、インベンション第13番について。
第23小節から第24小節の部分(上記添付画像の青枠で囲んだ部分)が速くなりがちなので、メトロノームを八分音符=138,144,152の3種類に設定し、それぞれの速度でメトロノームをかけっぱなしのままテンポを一定に保つ事が出来るよう一曲を通して練習しました。
八分音符=138は体感として遅すぎるように思えるのですが、ゆっくりテンポを最初から最後まで保ったまま確実に打鍵する訓練のつもりで、敢えてこの3種類の速度設定にしています。
インベンション第1番については、八分音符=120,144
インベンション第8番は、八分音符=176,184
インベンション第2番は、八分音符=120
で、確実に「正しい鍵盤を正しい拍で打鍵する事」に注力しました。
バッハの練習に入るまでの間、速い曲にばかり着手していた為、ゆっくり確実に同じテンポで弾く事に困難を覚えるようになり、基本に立ち返る事にしたのです。
インベンション第8番は、速度八分音符=200を超えないよう、八分音符=176もしくは184を遵守するよう努める事自体困難でしたが、約1ヶ月間テンポについて意識した結果、先月より改善されました。
明日は、インベンション第14番にも取り組みたいです。
シンフォニア第11番は運指が確定しました。