若々しさと優雅さと気丈さを併せ持つ薔薇の花です。
深紅の薔薇よりも柔和な印象を受けます。
1965年にフランスで作出されたマリアカラスという品種です。
世界で賞賛された著名なオペラ歌手の名「マリア・カラス」に因んで名付けられました。
本日はフランス革命記念日と云うことで、フランスを作出国とする薔薇の花の写真を添付する事にした訳ですが、1789年から続いたフランス革命の時期を舞台とした作品の中に、宝塚歌劇団が公演を行ったものが複数存在します。
最も代表的な作品は、「ベルサイユのばら」ではないでしょうか。
「ベルばらブーム」を引き起こした1970年代、鳳蘭さんが著名人のうちの一人として挙げられます。
この少し後から宝塚音楽学校の人気が急激に上昇したとのことです。
1990年代に入り、宙組設立前、涼風真世さんや天海祐希さんが一世を風靡した時代は第二次ベルばらブームと呼ばれる事もあります。
この時代はまだ水曜日が定休日の宝塚ファミリーランドが存在しました。
2000年代にも2010年代にも「ベルサイユのばら」の公演は行われ、2013年には本公演のロザリー役にちゃぴ(愛希れいか)さんが抜擢されました。
この愛希れいかさんは、下級生時代、男役から娘役へ転向し、娘役トップスターに就任した事が広く知られているのですが、個人的にはダンスとドレス捌きが非常に巧いお方だと認識しています。
幼少期からクラシックバレエのお稽古に励んだ賜物でもあると思いますが、鮮やかなテクニックと華やかな存在感で以てロングドレスを身に纏った振る舞いに長けていたと思います。
舞台で華々しい演技を行う上で、幼少期からたゆまぬ努力を積み重ねてきた経緯があると思うと、今後AIが如何程に発展したとしても、人間が行っているからこそ感動する作品として成立するのではないかと思います。
余談ですが、素人の中でも、クラシックバレエを習っている人の中には、並行して声楽を習っていたり、宝塚歌劇を鑑賞する事を趣味としている人が非常に多いです。
クラシックバレエを習っている人と、大人になってピアノを趣味としている人と、僅かに趣味嗜好が被る部分が有りますが、バレエと声楽とを習っている大人の方々によく遭遇するので、何らかの関連性が有るのではないかと思います。
そう言えば、宝塚音楽学校の本科生修了時(即ち音楽学校の卒業時)、同期の中で一番ピアノに関して評価された生徒が表彰される制度も有ったのを思い出しました。
舞台芸術を形成するものの中に、ピアノは不可欠なのだと実感します。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から2曲
・バッハ インベンション第1番
・バッハ インベンション第14番
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン 幻想即興曲(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-4(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
本日はショパン国際ピアノコンクールの予備予選中と云う事もあり、久々にショパンエチュードOp.10-4を丁寧にやり直しました。
バッハのインベンションに熱心に取り組んでいると、オクターブを含む和音を掴みづらくなっている事を痛感します。
逆説的な話かもしれませんが、ショパンエチュードOp.10-4を練習する事により、バッハのインベンションが上達するのではないかと思っています。
真の左手の練習曲はショパン エチュードOp.10-12(革命)ではなく、Op.10-4の方なのではないかと予てより考えていました。
ハノンに熱心に取り組むよりも、Op.10-4を抜粋してゆっくり練習したり、様々な曲の抜粋から基礎練習方法を産み出す方向性へシフトする事を考えています。
ショパン国際ピアノコンクールの予備予選に挑まれる方々がベストを尽くせるよう願っています。