アプリコット色を基調とした薔薇の開花の様子です。
イギリスで1995年に作出されたピースキーパーと云う品種です。
イギリスと言えば、以前、ロンドンを訪れた時、非常に印象的だったことが有ります。
世界各国で物価が異なる事は周知の事実です。
しかし、為替の動きによる円高や円安の影響で、日本円に換算すると、日本の相場では考えられない金額が必要とされる場合が有ります。
上記添付画像が或る日の昼食だったのですが、これが日本円換算すると1,200円を超えています。
決してこのお店が破格で飲食物を販売していると云う訳ではありません。
当時のロンドン市内の標準的な商品内容と価格設定でした。
2000年代の或る時期、英国全体がインフレで、更に円安ポンド高であった為、このようなTDRも驚きの価格になっていました。
ちなみに、ロンドン市内の大抵の軽食販売店では、当時、イートインとテイクアウトとで料金が異なる形態をとっており、イートインを選択すると別料金として日本円換算で約200~250円程度発生していました。
日本に於いても、2年前からイートインとテイクアウトでは消費税率が異なるなど、その場所を利用するか否かを基準として差別化を図るようになりましたが、英国では10年以上前から明確な差が設けられておりました。
ロンドン市内で衝撃的だった事は、地下鉄の初乗りが£4.00だったことで、当時の日本円に換算すると約1,000円です。
日本の各都市の地下鉄の初乗り運賃は160~200円が相場だと考えると、価格崩壊しています。
しかも、当時の欧州にありがちな「切符売場でジャストの金額硬貨を所有していない場合、お釣りが出ない券売機」しか設置されていない駅が多かったのです。
この件を日本円を例にして解りやすく記すと、400円の切符を購入する際、持ち合わせのお金が100円玉が3枚と1,000円札が1枚だった場合、1,000円札で400円の切符を購入し、お釣りは一切出ないシステムの機械が各駅に設置されている状態です。
20世紀に設置されていた公衆電話を使用する際、10円玉の持ち合わせがない場合、たとえ10秒間の通話であっても、間違い電話であっても、100円玉を投入してもお釣りが一切出なかった状況と同様です。
今の日本では、定期券だけでなく、交通系ICカードやpaypayでの支払いが主流となり、「お釣り」の概念そのものが薄れつつありますが、現金でのやり取りが一般的であった時代であったからこそ感じ取る事ができた文化の違いなのかもしれません。
LCCやMVNOの普及により、連絡や移動が多くの人にとって気軽にできるようになったが故、自粛生活が辛いという声が上がるといった見方も出来ます。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から5曲
・バッハ インベンション第14番
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-4(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
バッハのインベンションのテーマの部分のみ弾いてみたり、練習法を試行錯誤中です。
最近になり、無邪気だった私の子どもの頃のツェルニーなどの楽譜に書き込まれている先生の文字がカラフルである理由を漸く理解出来た気がします。
バッハのインベンションを再開するまでは、赤色はともかく、紫色や緑色のペンが多用されている理由を推測する事すら出来ず、色の多さについて不思議に感じていたのですが、バッハを常にレッスンしていらっしゃった先生だということを考慮すると合点がいきます。
この色の種類の豊富さは、バッハのレッスン時に真価を発揮していたのでしょう。
今、第14番と第13番の色分けを白紙の状態から自分で作成しています。
価格崩壊と言えば、現在、紙媒体に記された「或る種の情報」も合法的に某フリマアプリやオークションで信じられない程の格安で販売されています。
どう活用するかは自分次第…。
自分の使用済み楽譜はプライスレスだと改めて思います。