鮮やかなマゼンタの色調が目に飛び込んできたこの薔薇の花の名前はシェエラザードです。
ロシア人であるリムスキー=コルサコフ作曲の交響組曲と同じ名前が付けられているのですが、この薔薇のシェエラザードは、意外にも日本を作出国とする品種だそうです。
2013年に作出され、アラビアンナイト(別名「千夜一夜物語」)のヒロインの名前に由来するとのことで、薔薇園内に説明書きが添えられていたことに非常に有難く思います。
ダリアやカーネーションにも近い形状で、みずみずしいような鮮やかな色調です。
蕾が幾つか見られることから、今後の開花にも期待できます。
嫌味の無い自由奔放な咲き方に魅力を感じます。
話は変わりますが、昨年の秋頃から、電車の中でスラックスを着用した女子高生を多数見かけるようになりました。
ジェンダーフリー、LGBTへの配慮など、社会の認識が変わりつつあり、日本全国で女子中学生・高校生の制服はスカートだけでなくスラックスも選択肢として導入されているニュースを頻繁に見聞きしていたのですが、実際にスラックスを着用した女子高生を見たのは昨年の秋頃が初めてです。
私が中学生・高校生の頃の制服はスカート以外に選択肢が無かったのですが、個々の体質や社会的に支障をきたす事の無い範囲での好みを尊重するのは、精神的な面で社会が進歩したのではないかと思います。
私自身は、体育の時間の着替えや、お手洗いの件を考慮して、選択肢が与えられたとしてもスカートを選ぶと思います。
勿論、スラックスを選択する女子高生は本人なりの理由が有り、その結論に至っていると思うので、決してスラックスを否定している訳ではありません。
社会に迷惑をかけない範囲での本人の価値観の自由が真に尊重される社会になることを願います。
ライフスタイルや好みなど、自分と異なる相手を否定したり蔑んだりせず、「人それぞれ」の生き方を認め合える社会が近付いていると、スラックスとスカート着用の女子高生が混在した車内を見て希望を持てました。
彼女たちが社会に出る頃には、他人のライフスタイルに執拗に干渉し、強制する風潮は次第に薄れつつあるのではないかと思います。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から10曲
・ハノン 21~30番の中から5曲
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第14番
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
先月から、テンポを一定に保つ為の対策として、ハノン 21~30番の中から5曲を選出し、メトロノーム 八分音符=160 もしくは168に合わせて約10分間ほど続けて練習することに取り組んでいます。
バッハのインベンション第8番の16分音符を両手で揃えながらテンポを一定に保つことが、単純な箇所でありながら、意外に難しく、此処を克服しなければ、この先あらゆる曲で躓くことが目に見えているので、問題を早期発見し、早期解決しておかねばなりません。
次の問題として、バッハのインベンションの各曲の速度について、メトロノームを用いて第7番は八分音符=138 、第9番も八分音符=138 で練習しているのですが、第9番に関してはこの速度だと素っ気ない印象が強いので、もう少しゆっくり八分音符=132 で弾いた方が曲として相応しい仕上がりになるのではないかと思いつつあります。
インベンション第13番は八分音符=132 で練習中なのですが、白鍵のアルペジオの強化がまだまだ必要だと痛感します。
バッハのインベンションは、シンプルで音が少ない分、自分の粗が露わになるので、どのような基礎練習が必要であるか気付くきっかけになり、ポリフォニーに慣れる目的以外にも、取り組んで良かったと思います。