先日散策していた晴天の薔薇園にて深紅の薔薇の花に遭遇出来ました。
アンクルウォルターと名付けられ、1963年にイギリスで作出された品種です。
陽の光の加減により、目で現物を見た時の色調を写真に反映することが難しいのですが、至近距離で見るとベルベットの質感が感じられる花弁でした。
アンクルウォルターが咲き誇る様を写真に収めるのは本当に難しいです。
実際に間近で見ると豪華絢爛な感じで感動します。
感動した事と言えば、某大手楽器店から体験レッスンの案内のご連絡をいただきました。
ここ約1週間で、驚愕すべき話に遭遇していた為、私の中のピアノのレッスンに対する認識が変わりつつあるのですが、ひとまずご連絡頂けた事で安心した要素も有ります。
結論を記すと、対応できる講師の方の手配は整ったとの事でした。
バッハのインベンションを教わるには、通常のコースではなく、スペシャルコースのような位置付けのコースを受講する事になるとの事です。
受付の方によると、通常のコースとは、上記URLリンク先に記した通り、全くの未経験者が「鬼滅の刃」で有名な「紅蓮華」「炎」、その他J-POPの1曲を弾けるようになる事を意図して設定されたコースの事のようです。
私の小学生時代である90年代、ピアノを習うと言えば、バッハのインベンションは必須のような取り扱いをされていた為、「通常のコース」こそがバッハのインベンションをレッスンすべきだと認識していたのですが、時代の移り変わりや多数派のニーズに応える形式を取っているのか、今はバッハのインベンションがマイナーな教本扱いされているようです。
受付の方のご対応に不満を抱いている訳では無いのですが、バッハのインベンションなどの定番基礎クラシック曲を教える事ができる講師の方は少数派であるどころか大人を対象としている講師はお一人のみのようで、「ネットの噂」が単なる「噂」ではない事も電話の内容から窺えました。
先月6月30日に、
「インベンションのレッスンが「難しい案件」であるはずがなく、婉曲的に入会をお断りされているのではないかと思った」
と記載しましたが、お断りされていた訳ではなく、本当に対応できる講師の方が稀少だったが故のご返答として「難しい案件」と一旦私に伝えられたようです。
丁寧に日程調整をしていただき、もし8月から入会する場合はレッスン日は具体的にいつになるのかなども教えていただきました。
どのような感じなのか、「噂」に惑わされず、確実に自分で把握する為、一度体験レッスンに足を運んでみようと思います。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番全曲
・バッハ インベンション第1番
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第7番
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第14番
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン 幻想即興曲 (暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
バッハのインベンションに傾倒しています。
第7番に関してはここ1週間で通し練習だけでも累計500回はしたのではないかと思う程なのですが、納得いく出来にならない為、習いに行こうと思っている訳です。
現段階で一番弾き易いのが第9番で、アウフタクトも無く、適度に黒鍵が混じっている分、大人の視点から見ると第13番よりだいぶ弾き易くなるのだと思います。
様々なやり取りから、実はバッハのインベンションはショパンエチュードより難曲だったなど、私が気付いていない難しさが有り、「バッハのインベンションを習おうなんて、そんな大それたこと…」と思われていたのでは…と当初は感じていたのですが、様々な疑問が解消へと向かい、種明かしをされた気分です。
アンクルウォルターの花言葉は「情熱」。
情熱的に日々バッハのインベンションに取り組んでいます。
カバー画像のようにお花が下を向いているのは、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ではなく、上手くいかない事により一旦停滞期に入っている状態なのです。
バッハのインベンションはそこまで知名度が低くマイナーなものであるのか、周囲の人に尋ねてみたところ、「オリンピックの話?」と返答され、個々の認識の相違を改めて実感した次第です。