薔薇園にてアメリカを作出国とするロイヤルハイネスを観賞してきた時に撮影した写真です。

 

 

 非常に紫外線の強い中、青空に向かって堂々と咲き誇る様はRoyal Highnessの名に恥じない威厳を感じます。

 淡いピンク色の花弁からは品格さえも感じられます。

 

 

 本日はアメリカ独立記念日と云う事で、アメリカを作出国とする薔薇を掲載しました。

 

 

 アメリカ欧州をはじめとした海外諸国では、チップの習慣が根付いていることが多く、日本で生まれ育った場合、その文化の違いに戸惑う事が多々有ると思います。

 海外旅行などでホテルを利用した際、ポーターサービスに対してお渡しする現金枕銭と呼ばれるものが主にチップに該当します。

 

 チップとは、一般的に、既に受けたサービスに対してお渡しする「御礼」の意味合いが強いように思います。

 例えば、思いがけない貴重な情報を教えてくださったなど、通常の業務外の範疇だと想定されるサービスを受けたと感じた場合、チップとしてお渡しする金額も相場より高額にする傾向にあります。

 このような風習が根付いている国や業界に於いては、スタッフの一人一人が自らのサービスの質を高めようと日々心掛けをする事により、サービスの質が常に一定水準に保たれる傾向にあると思います。

 

 日本旅館や様々な機関を利用した時に「心付け」をお渡しする事も有りますが、この場合、サービスを受ける前にお渡しする事が多く、規定のサービスでは無く特別扱いを暗にお願いする意味合いも含まれています。

 解りやすい例を挙げると、記念写真を撮影して頂く際、撮影枚数を増やしていただきたい、撮影中ヘアメイクが乱れた場合すぐに手直ししていただきたい、などの意図で「心付け」をお渡しする事が多いです。

 

 

 この風習を曲解して利用した場合、教育機関に対して裏口入学単位の不正取得の為に裏金を渡す行為に繋がります。

 教育機関サービス業とは特性が異なるが故、実力が欠如している者がお金を積んで学位を取得する行為を阻止すべきだと思いますし、学ぶ側である学生や保護者の方々もその点留意して然るべきです。

 

 以前、神社仏閣にて御朱印をいただくことが流行し、特定の日の限定御朱印などが頻繁に頒布されていたことがありました。

 通常、その日にその場所に本人が赴かなければ授与されないはずのものなのですが、「心付け」の感覚でお金を積んで特別に郵送していただける神社仏閣も有ります。

 

 「御朱印集めはスタンプラリーではありません」と謳っている神社仏閣が多い反面、「お願いの仕方」によっては、郵送で日付さえも操作した御朱印を購入出来る神社仏閣が存在するのが事実です。

 

 神職の方がいくら口止めをしたところで、年月を経た時、御朱印帳を見ると明らかに不整合が生じる日付と場所の組み合わせ(A地点からB地点までを1日以内に移動する手段として、該当神社仏閣の社務所受付時間内に間に合う為には飛行機を使ったとしても物理的に不可能など)で記帳されていたり、その他諸々の理由から、実際に本人が参拝していない可能性が濃厚である御朱印帳が出来上がる事が多々有り、神社仏閣側にも問題が有るのではないかと思うようになりました。

 

 以前、私も御朱印を少しばかり集めていた時期が有りましたが、このような現状に落胆し、御朱印をいただく行為自体一切やめる事にしました。

 

 利用する側が「不正」を働くことにより与える機関が頒布するものに対して価値を見出せなくなったからです。

 

 日付を操作する事に値段が付けられてしまっては、神職の方の矜持が疑問視されると私は思います。

 

 「不正」に応じる神社仏閣など参拝しても意味が無い、私はそう思うのです。

 此処に具体的に神社仏閣の名前を記す事はしませんが、清廉潔白を貫かない機関に足を踏み入れる事自体、自分自身の矜持に反します。

 

 予てより感じていた事ですが、正直、お金で以てして瞬時に換える事ができるスキルにはあまり価値が無いのではないでしょうか。

 本人が直接赴かなければならない場所へ代理で足を運ぶ代行サービス結婚式に招待する友人代行サービスどが現在溢れ返っていますが、そのような機関が廃業しないほどには需要が有るのだと思うと複雑な気持ちになります。

 

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・ハノン 1~20番全曲

  ・バッハ インベンション第9番

 ・バッハ インベンション第13番

 ・バッハ インベンション第7番

 ・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)

 ・バッハ インベンション第14番

 ・ショパン ノクターン第20番(遺作)

 ・ショパン エチュードOp.10-4 (暗譜済)

 ・その他(スケール、アルペジオ、その他)

 

 バッハインベンションに没頭していると、ペダルを踏む機会が無いので、ショパンの曲を練習する際、違和感を覚えます。

 

 インベンション第8番テンポが相変わらず乱れがちなので、メトロノーム 八分音符=184に合わせてテンポを速くしすぎないよう注意して確実性を身につけるようにしました。

 

 インベンション第9番は両手でメトロノーム 八分音符=132に合わせた後で、確実性を図るため、メトロノーム 十六分音符=168に合わせてゆっくり練習しました。

 

 インベンション第13番メトロノーム 八分音符=132に合わせて両手で通して弾いてみましたが、インベンションの他の曲と比較すると手を広げる部分が多く、各出版社の運指を確認しながら自分に合ったものを取り入れていくようにしました。

 

 テンポを一定に保つ改善策として、メトロノームに合わせて片手ずつ練習するのが実は一番適しているのではないかと思いつつあります。

 

 今抱えている最大の問題点は、インベンションの1曲が淀みなく通してインテンポで音を出せるようになると、既に1曲通して音を出す事ができていた曲(第7番など)でミスタッチや拍がおかしな箇所が頻発する事です。

 取り組んでいる曲数が多い事も問題なのかもしれませんが、「馴れ」が足りないと痛感します。

 

 某神社仏閣のように完成した日付を操作する事は出来ないので、地道に取り組む以外に術が無いと思います。