先日、雨の中ゆり園を散策中、白い百合の花を観賞していた時の事です。
私は、長らく植物園や庭園の散策を趣味としていたのですが、昨年の百合や薔薇の開花の時期は緊急事態宣言が発令されており、植物園が休園していたため、今年はゆり園の観賞に1年ブランクが生じた状態で散策に臨みました。
数年間植物の開花の時期に同じ場所ならぬ日本国内の植物園を観賞しに行くと、或る植物の花の周りに寄り付き易い虫について、机上の理論だけでなく、実体験として感じるものが培われてきます。
百合や薔薇は私のお気に入りの植物なので、よく観賞に赴いていたのですが、どちらも花の周りに蜂が寄り付き易く、庭園の中を歩くだけでも羽の音が気になる程で、写真を撮る時に神経を使っていたものです。
蜂への対策として、紫外線から身を守る目的も兼ね、羽織物やハンドグローブは必携でした。
しかし、雨天で雨傘を差しながらゆり園を散策していると、蜂の姿は全く見られず、代わりに蚊が大量発生しておりました。
当日、ノースリーブで散策していた私は二の腕や手首を集中的に刺される事となりました。
雨の日の散策が未経験であったため、虫への対策の詰めが甘かったのです。
カメラのシャッターを切ろうとすると、手の指に蚊が止まったのが直に判る程でした。
最近の蚊はストッキングの上からでも執拗に攻撃を繰り返してきます。
様々な天候の時に訪れてみなければ判らない事が多々有るのだと痛感した貴重な出来事でした。
ところで、この百合の花の写真を見返して、私が今月に入ってから様々なお花の写真を添付したカバー画像を一覧表示して思う事が有ります。
右向きであるか、左向きであるか、一部を除いて一目瞭然です。
この件は、今月に入ってブログ内容とリンクするよう意識して写真を選んでいたのですが、Ameba内のアイコンについても興味深い点が有ります。
アイコンは、基本的にそのアカウントの作成者の象徴としたい写真を選ぶと思います。
お花や食べ物、風景、人物、様々な写真が見られますが、自分自身の姿を掲載している場合、正面を向いている事はほぼ無く、右向きであるか、左向きであるか、二種類に大別できる事が多いです。
振り返り姿は別枠として捉えると、右向きの姿や顔は自分自身の上昇志向や自分の矜持を示すもの、左向きの姿や顔は他人に魅せる意図があり、時には親近感を与えるもの、漠然と表現するとこのようになるのではないかと私は思います。
Amebaの中でアイコンの写真と投稿スタンスについても同様の事が言えると思います。
私はピアノについて日々記載している為、同じくピアノをテーマにした方々のブログ記事を拝読していますが、ピアノの鍵盤に向かっている姿をアイコンに設定している方が非常に多く見られます。
この場合、ほぼ例外なく右を向いている姿が掲載されています。
私自身、Amebaのアカウント登録当時から同じ写真をプロフィール画像としてアイコンに設定していますが、ピアノは写っていないものの、右向きの写真です。
これは、本ブログへの投稿スタンスと一致しています。
そこで、ピアノを演奏する事の本質は、人前であれ一人での練習であれ、他人に向き合う事よりも自分と向き合う事の要素が強いのではないかと大雑把ではありますが昨夜考えていました。
舞台の上手・下手の場合、魅せる為に工夫が凝らされているが故、別の要素が絡んできますが、一枚の写真の中に一人の人物が写っている場合、自分で選び取ったプロフィール画像の向きには何かしらの意図が有ると思います。
レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画「モナ・リザ」にまつわる逸話として、左向きの肖像画であったから観る側にとって受け容れられたのであって、右向きであったならば観る側が冷たさを感じ受け容れられなかったと聞いた事が有るのですが、ピアノという楽器に向かう時のスタンスとして、少し感じ取るものがあります。
記載内容や口調とは関係無く、自分の芯が強い方々や生き方のスタンスとして迷いの無い方はAmebaの中でも右を向いている写真を掲載している傾向にあると私は思います。
アバターの場合、大抵どちらかと言えば左を向いている他人と向き合う要素が強いものが設定されています。
他人と交流する要素が強いSNSに於いてはそれが必然だと思います。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から5曲
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第7番
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン 小犬のワルツ
・ショパン ワルツOp.64-2(嬰ハ短調)
・ショパン 幻想即興曲(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) (暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
バッハのインベンションの暗譜は今月中に仕上がる見込みが有るので、本日は「バレエで刷り込まれた視線の潜在意識を取り払って必要に応じて鍵盤を見ながらタッチしていく」事に注力して取り組みました。
ショパンの楽曲が好きな自分の本能に従って、再びショパンの楽曲に取り組んでいこうと思います。
もう少し精神的に余裕が出てきたら、ノクターンOp.9-2に取り組む予定です。
そして、緊急事態宣言が解除されたので、私の好きなお花をもう少し観に行く予定です。