Ameba内にお花の写真を載せている方が多く、記事を拝見するだけでも気分が安らぎます。
皆様ありがとうございます。
マゼンタのような鮮明な色調が、この季節の曖昧さをかき消すようでお気に入りです。
元々、私は庭園や植物園を散策するのが好きで、休日は必ずどこかに出掛けていたのですが、この情勢下では安易に外出できないと思い、近隣に生活用品を買い物に出かけた時や通勤途中に撮影したお花の写真を添付しています。
ルピシアの季節限定の紅茶のうちの一つであるアラビアンナイトの昨年開封済みのリーフがまだ残っていたので、早速お昼にいただきました。
ザクロとジャスミンで香り付けしてあるとの事で、ジャスミンティーが大好きな私は、このアラビアンナイトがお気に入りです。
毎年夏季限定発売のようで、前年に購入して備蓄しておく必要が有ります。
気温が高くなるとジャスミンの風味により一層魅了されます。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から10曲
・ハノン 21~30番の中から2曲
・ショパン 幻想即興曲
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)
・ショパン エチュードOp.10-4
・ショパン 英雄ポロネーズ
・ベートーヴェン 悲愴第2楽章
・ベートーヴェン 悲愴第3楽章
・ベートーヴェン 月光第3楽章
・その他(スケール、アルペジオ、減7の和音のアルペジオ、その他)
本日は力強い雰囲気の日の出を拝む事が出来、朝からピアノの練習に励みました。
先月からベートーヴェンの月光や悲愴に取り組んでおり、本日も基礎練習の後は悲愴第2楽章→悲愴第3楽章 と続けてまずは通して弾いてみました。
悲愴 第2楽章にはその時の精神状態が顕著に表れ、本日は比較的穏やかな気分で一曲通して弾けました。
今月は「幻想即興曲やり直し月間」と規定しているので、まず幻想即興曲を一度暗譜で一曲通して弾いてみた後、第13小節までの運指を全て見直しました。
高音部分が神秘的に煌めきながらも朝露の水滴の如く楚々として儚い、しかし不健康さや艶めかしさは感じられない印象を抱いているので、手を抜かずに丁寧に確認していきます。
以前は水辺で妖精が跳ね返っているかのようなイメージだったのですが、水辺と言っても滝や海ではなく、薄暗い中の湖や仮想世界の噴水施設のようなものを想像していました。
ただ、最近では、仮想世界よりも健全な自然現象の印象を抱く事が多く、私の中の概念として少し変化しつつあります。
早速、第7小節から第11小節にかけての右手部分について、楽譜の出版社間で相違が見られます。
上記添付画像は全音楽譜出版社の全音ピアノピースの楽譜なのですが、赤枠で囲んだ部分の運指について、下記添付画像のパデレフスキ版の楽譜と比較してみると、興味深いです。
パデレフスキ版の楽譜に於いては、出来るだけ指くぐりをせずに済むよう4を多用しているのに対し、全音楽譜出版社の楽譜に於いては、指くぐりをしながらも4を回避して5を使用する事を意図した指番号の指示が多いように見受けられます。
昨年12月22日投稿済の記事中(幻想即興曲の指使いから懸念される事 | たおやかなる日々 (ameblo.jp))にも幻想即興曲の指使いについては言及しましたが、今回は全く異なる視点から見てみます。
第11小節の場合は例外ですが、この件から少し気になって本日調べてみた事が有ります。
英雄ポロネーズの有名な中間部のオクターブ連打の後のパートについてです。
今回は第143小節から第148小節を例として挙げてみます。
上記添付画像は全音楽譜出版社の楽譜です。
上記添付画像はパデレフスキ版の楽譜です。
私はこの部分について、現段階では全て全音楽譜出版社の運指を採用しています。
理由は単純明快で、全音楽譜出版社の指使いの指示の方が私の手には弾き易いからです。
1,3の指くぐりが多用される反面、黒鍵を1でとらずに済み、且つ、打鍵力の弱い5や4をあまり使わずに済むと云う、上述の幻想即興曲の指使い(第11小節は例外です)に見られる特徴が如実に表れており、全音楽譜出版社とパデレフスキ版の楽譜との出版の意図の相違について少し考えてみました。
まず、全音楽譜出版社の運指は比較的手が小さめの日本人用に考えられているのではないかと私は直感的に思います。
パデレフスキ版の楽譜の場合、ポーランド音楽出版社が制作していると云う事情も有り、黄色人種をターゲットとした運指では無い事は明白です。
元々、ショパンが日本人女性に配慮して運指を記載した訳では無いので、通常の日本人女性の場合、全音楽譜出版社の運指通りの方が弾き易いのではないかと云うのが私の見解です。
全音楽譜出版社の指使いの指示は日本人に配慮して原典を書き直したものなのかもしれないと云う素人見解がどこまで正しいのか、あるいは、そのような意図は全く無いのか、現段階の私には検証不可能ですが、弾き易い方で弾くべきか、特定の版を「教科書」とすべきか、再考の余地が有ります。
それにしても、「幻想即興曲やり直し月間」のはずが、英雄ポロネーズ練習月間にすり替わってしまいました。
楽譜間でフレーズの区切りが異なるのが少し気になる処です。
現在、手を痛めないよう、あまり無理をしない事を心がけているので、英雄ポロネーズについては主題部だけ練習して早めに切り上げました。
本日は美しい夕陽を拝めて久々に穏やかな気分です。