国内の新型コロナウイルス感染者が増加した事や変異株の件が影響したのか、バレエ教室が休講になるかもしれないとの連絡を受けました。まだ決定ではないとの事ですが、昨年の緊急事態宣言発令時に約3ヶ月間休講となっていた事を考えると不思議ではありません。
最近、当たり前とは何か、倫理観とは何か、考えさせられる機会が多いです。
今月に入り、私自身がペットについて言及した記事が幾つか有りますが、個々に悪意が無い場合であっても、社会の理解、個人の体質(アレルギーなど)、個々の物事への理解度などの要素が絡み合って、自分自身はマナーを守って生活しているつもりであっても、無知が原因で実はマナー違反どころか法律違反である可能性も充分考えられると思います。
ペットを亡くして火葬が必要である事を理由に会社を休んだ人物が、職場には欠勤の理由を自分自身の体調不良と偽って伝えたと云う記載を見て、私自身は本当に仕事を休まなければならない程の体調不良の人が仮病だと疑われる一因となる事を危惧してそのような行為を慎んで頂きたいと思ったのですが、現在の日本社会に於いては、ペットの火葬に一日要する事実があまり知られておらず、正直に理由を伝えて有休を利用した従業員が陰で「たかがペットぐらい」「同居している家族に全部任せればいいのに」と悪く言われていたとの投稿を読み、ペットに対してどのような価値観・感情を持っているかは別として、動物愛護管理法の現行についての認識は必要だと強く感じました。
そもそも虚偽申告をしなければならない無言の圧力を感じてネットの掲示板上でペットの最期と勤務先へ報告する事項について話し合われている事自体、歪を感じます。
物事に対する価値観や感情は人それぞれだと思いますが、何かを優先すると何らかの犠牲が伴うのが物事の基本です。
そこで生じる「犠牲」「不利益」を最小限に留め、集団の中で不公平感を抱く者が極力出ないよう努める必要が有ると思います。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から10曲
・ベートーヴェン エリーゼのために
・バッハ インベンション8番
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン 幻想即興曲
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)
・ショパン エチュードOp.10-4
・ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵)
・ベートーヴェン 悲愴第2楽章
・ベートーヴェン 悲愴第3楽章
・ベートーヴェン 月光第3楽章
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
「月光第3楽章強化月間」と銘打った割には、Op.10-4に精を出しております。
右手が本調子になって数日経ち、先月Op.10-4に本気になれなかったリバウンドなのか、ここ数日はOp.10-4に取り組む時間が長いです。
ベートーヴェンの月光第3楽章について、和音を連打しても手の痛みを感じる事が無いのでひとまず安心ですが、油断禁物です。
上記添付画像の第44小節の赤枠で囲んだ部分の指番号が2,3で上の音の5は変化なしのようですが、私はいつも上の音を4,3でとり、下の音は1で変化なしとしています。
第45小節の右手の指番号は53と指示されているのですが、ここは31でとる癖がついていました。
月光第3楽章全体を通して、右5を多用せざるを得ないので、なるべく右5に負担をかけないよう可能な限り他の指で代替する癖がついているようです。
第45小節の31はその後の繋がりを考えると要領が悪い気がしてならないのですが、一番弾き易い組み合わせなのでこのまま継続。
第56小節まで春秋社の校訂版の楽譜の指示を逸脱した運指が散見されます。
本日は転調後の左手メロディーの部分に普段より丁寧に取り組んだのですが、この部分の右手と左手とのボリュームの調整が難しく、右手が主張しすぎている感じが否めないので、もう少し鍛錬が必要です。
此処は片手ずつもう一度やり直すべき箇所だと認識しています。
いつも通して弾いている時、一番自分で納得いかない箇所が左手メロディーの部分で、此処は練習次第で改善出来そうですので、改善の余地が有る箇所から優先的に取り組んでいこうと思います。
「幻想即興曲やり直し月間」と云う事で中間部の歌い方を意識してやり直してみましたが、暗譜が飛んだ時、中間部のうち数小節を省略して弾く癖がついております。
これは由々しき事態です。
1曲通して楽譜を見ながら弾く、今年の5月15日まではこの事を徹底します。
何かを優先すると何らかの犠牲が伴う原則に従って、革命が下手にならないよう、こちらも少しでも怪しげな部分を察知したらすぐに楽譜を見て部分練習に取り組もうと思います。