ルピシアのフレーバード紅茶の備蓄がまだ有ったので、テ・オ・ショコラとシナモンをGW中は堪能しようと思います。
テ・オ・ショコラはチョコレートの味が強いように感じられます。
苦味はほとんどなく、淹れ方によっては、紅茶と云うより寧ろチョコレートドリンクに近いのでは…と思う事もしばしば。
様々な曲に出現するオクターブ超の部分をどう処理するか。
「そもそもオクターブ超が出現する曲は選ばない」、これも一つの方法です。
ショパンを選んでいるとそれで通用する事が多いのですが、ベートーヴェンの場合はそうもいかず、全楽章のうちどこかに必ず自分で編曲しなければならない箇所が出てくるので、敢えて避けていました。
ベートーヴェンに限らず、ショパン以外の作曲家による曲についてほとんど該当する事です。
上記添付画像のベートーヴェンの月光第3楽章の第58小節の赤枠で囲んだ部分のような和音は高速アルペジオにしてしまえば何とか凌げるのですが、月光の中で一番問題になるのは第1楽章です。
昨日から言及していたベートーヴェンの月光第1楽章の中の第16~18小節にかけて出現する部分について、
結果をまとめると上記添付画像のようになります。
赤枠で囲んだ部分を右手でとり、水色で囲んだ部分を左手でとり、ペダル記号について守る箇所は緑の丸で囲んだ部分、×印の処では一旦離す、これが原曲に一番近い音が出る組み合わせだと結論付けました。
一番問題視しているのは第59小節で、
どの音を省いても不整合が生じるのですが、全て打鍵するのは物理的に不可能な場合、どこか妥協するとすれば水色の×印を付けた部分を省いて第60小節を楽譜通りに弾く事が最善策ではないかと思います。
一箇所だけ省くと不自然なので第59小節は2箇所とも省く事にしました。
その場合、水色で囲んだ部分を左手でとる事になります。
内声を省くのは避けたい、しかしメロディーの部分を省くのは御法度…となると、この方法しか無いのでは…と云うのが私の見解です。
故に、「9度届かない人は余程思い入れが無い限り月光に手を出すのを辞めた方が良い」と云う結論にもなりますが、今回の論点は、月光が好きか否か、第1楽章を弾けるようになるにはどうしたらよいか、ではなく、9度が出現した時にどう対処するか、ですので、思い付いた例としてベートーヴェンの月光第1楽章を挙げてみました。
「右手部分を左手でとる」方法が通用しないのが以下の添付画像の例で、ベートーヴェンの悲愴第2楽章の例の部分です。
この音型が曲中2回出現するので、毎回毎回悲愴に対しては嫌悪感を抱くばかりだったのですが、どこか音を変えて何とか対処します。
このような事をしていると、もはやクラシック曲なのか疑問に思う事がしばしば有るので、あまり積極的にこのような曲を選ぶ事はしないよう心がけも必要だと思います。
そこで、ショパンの英雄ポロネーズです。
この有名部分である第32小節の右手の5音から成る和音も9度の部分なのですが、一番下の音を1オクターブ上げて5音の和音にするとあまり違和感ないので、音が多い場合、且つ、最初から和音表記されている場合には妥協案として使えるのではないかと考えています。
英雄ポロネーズの場合、第135小節や第139小節の左手部分の方が余程問題で、昨年から試行錯誤を繰り返しています。
ここまで書いておいて矛盾するようですが、やはり「余程思い入れがある曲以外は選ばない」これが一番の妥協案であり解決策だと思います。
ショパンのノクターンについて、第20番以外ほとんど着手していないのも実はこの件が一番の理由でもあります。
Op.9-1やOp.9-2にはどこにも9度など出てこないのですが…。
ベートーヴェンの悲愴第2楽章については少し考えてみます。