朝露に濡れたツツジに囲まれながら、清々しい朝を堪能出来ました。

 これからの季節、日の出の時刻が早くなり日中は紫外線が強く汗ばむ気候になりがちなので、他の時間帯と比較して心地良い朝の時間がより一層貴重に感じます。

 

 

 マゼンダのようなピンク色で敷き詰められている空間を見ていると、ポップな印象を受け、夏の前兆すら感じられます。

 

 

 幼少期、6月上旬頃にツツジが咲いているのをよく見かけていた記憶が有るのですが、あの時期に咲いていたのはサツキだったようです。

 

 昔から、私は朝に弱く早起きは苦手だったのですが、今、毎朝ピアノの練習の為に早起きしているのが不思議です。

 年齢と共に朝方にシフトしてきたのか、学校に通わなくてもよくなったから朝に対する捉え方が変わってきたのか、理由は明確ではありませんが、自然と早起きが出来るようになったのは良い事として捉えて差し支えないと思います。

 

 これは、私の場合、他人の体質必要とする睡眠時間についてあまり口出し(説教強制は勿論、助言も含む)する人が周りに居なくなった事により、精神的に解放され、良質な睡眠を取れるようになった事が大きな理由なのかもしれません。

 一人一人の持って産まれた体質を否定したり、矯正すべく赤の他人があれこれ口を出す事は、場合によっては人格否定にもなりかねません。漸く、自分の思い通りに他人をコントロールしなければ気が済まない人(支配欲が強すぎる、各種ハラスメントの加害者に該当する人物)が社会から認知され、問題視される風潮になりつつあります。各種ハラスメントを防止するよう国全体が働きかけた賜物だと思われます。

 他人のプライベートな時間の使い方を侵害する権利など誰にもありませんから、目上の人からの雑談の返信の強要についても現在はハラスメントとして取り扱われ、非常に生活しやすい環境になりつつあります。自分の話や飼っているペットの話を夜中まで誰かに聴いて貰い賞賛してほしいのならば、その相手を自分で見つけるべきで、立場上断りにくい人に延々持ち掛けるべきではありません。そもそも、そのような行為をする本人自身、業務上の理由以外で接触する事を周囲の全員から避けられている自覚が有るからハラスメント行為に依存するのだと私は考えております。

 

 

 本日のピアノの練習について。

 

 ・ハノン 1~20番全曲

 ・ショパン ノクターン第20番(遺作)

 ・ショパン 小犬のワルツ

 ・ショパン ワルツ第1番 華麗なる大円舞曲

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命)

 ・ショパン エチュードOp.10-4

 ・ショパン エチュードOp.10-8

  ・その他(ハノン スケール、31~38番、属7の和音のアルペジオ、etc.)

 

 

 上記添付画像のショパンエチュードOp.10-4第27~28小節についてですが、

 世界音楽全集・春秋社版の楽譜を確認すると、ペダルの記号が記載されております。

 ウィーン原典版の楽譜には全くペダル記号の記載が無い事も理由の一つとして、この部分は全くペダルを踏んでいなかったのですが、楽譜によってペダルの記載が異なるので、しっくりくるものを取り入れようと思います。

 

 その前の第25~26小節の部分についても、私は全くペダルを使っていなかったのですが、この部分については踏んだ方が良いのでは…とも思い始めました。

 Op.10-4自体、速い曲であるが故、ペダルを踏む事自体が結構難しいと思います。

 特に第31~32小節の部分については、打鍵よりもペダルの方が難しいと今でも思っている程です。

 

 この部分の楽譜を一見するとOp.10-2のようで、不思議な感覚です。

 

 

 早起きと言えば、以前の記事にて大学時代の或る時期、朝から90分勉強して登校していたと記載したと思います。

 あの頃を思い出したのですが、決して私が勤勉だった訳ではなく語学が苦手だと云う自覚が強かったが故、第二外国語の単位を取得できない事を危惧して、1年生の頃から語学の講義がある日は毎日(即ち週4回)朝から第二外国語の勉強をしていました。

 真剣に取り組んでも毎年必ず単位を落とす学生が居ると云う確かな情報を入学前から入手していた為、素質の無い私はその少数に入る確率が高いと判断し、他人の数倍は努力する必要が有ると思って行動に移していたのですが、蓋を開けてみるとさして苦手と云う程の結果では無かったので、今となっては、単に過度な不安を抱いていたのか、毎朝勉強した結果「落ちこぼれ」から「普通」以上になったのか、真相は判りません。

 ただ、一年間取り組んだ結果として一つ確実に言える事は、毎朝90分講義前に勉強した結果、素質が無くても第二外国語の単位を落とす事は無かった(寧ろ結構良かったので自分でも驚いた)、これだけです。

 そして、最初の頃は危機感に駆られて消極的な理由で毎朝勉強していたのですが、次第に苦手意識が強かったはずの第二外国語が好きになってきたのも不思議です。

 

 私自身、「自分はやれば出来る」と、実際には何もしていないのにシミュレーションして「出来るはず」だと言う行為を非常に嫌っており、このような発言を耳にする度に、実際にやってみて結果を出してから言うべきだと毎回憤りを抱いておりました。

 「今の自分はやっていないから出来ないだけで、本来は出来るはず。ポテンシャルとしては高い」とのニュアンスが垣間見られ、実態としては、やってみて出来なかった時の「現実」に直面するのが怖いだけ、もしくは実行力が無いだけなのではないか、と思います。

 

 

 朝でも夜でも、時間は貴重ですが、今の季節は朝が過ごしやすい気温で清々しいです。