沈んだ気分を一掃できるよう、過去に訪れた数々の景勝地の撮影データを見返して過去の楽しい思い出に耽る時間を設ける事にします。

 

 

 日本三大桜のうちの一つに挙げられる、三春の滝桜です。

 4年前に観賞した時の様子で、当時は一面に広がる菜の花畑滝桜との調和に感銘を受けた記憶が有ります。

 

 福島県田村郡三春町と云うアクセスの利便性についてはどの大都市からもあまりよろしくない場所に荘厳にそびえ立つ、樹齢1000年以上の紅枝垂桜です。

 この滝桜最寄りの新幹線の駅は郡山駅なのですが、公共の交通手段で向かうには厳しいものがあり、同伴者自家用車運転にて訪れる事が出来ました。

 

 

 菜の花畑側のに回ってみると、滝桜から何かお誘いを受けているかのような感覚に襲われました。

 間近で見上げるようなアングルに立つと、迫力満点です。

 

 

 4年前18時以降ライトアップされ、昼間の姿とは異なり、妖艶な雰囲気を醸し出しております。

 私が当時持参したカメラでは上手く撮影出来なかったのですが、実物の光景からはカメラに収める事が出来ない程の美しさ艶めかしさが感じられました

 

 今年は密を避ける為、ライトアップは開催しないとの事で、行ける時に行っておいて良かったとつくづく実感します。

 

 あまり知られていないかもしれませんが、京都清水寺枝垂桜も、よく但し書きを確認すると、この滝桜小桜のようです。

 

 福島県の地元で育った方々にとっては平年並みの気候夜になっても冬物は必要なかったようですが、関東以西にばかり移り住んでいた私にとっては凄く寒く感じられ居住地の普段の気候との差をひしひしと感じました。

 

 

 本日のピアノの練習について。

 ・ハノン 1~20番全曲

 ・ショパン ノクターン第20番(遺作)

 ・ショパン ワルツ第1番 華麗なる大円舞曲

 ・ショパン 幻想即興曲

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命)

 ・ショパン エチュードOp.10-4

  ・その他(ハノン スケール、31~38番、同音連打、45番、etc.)

 

 「革命のエチュード強化月間」を終わらせたにもかかわらず、今月も引き続き革命のエチュードを弾き続けております。

 しかし、「幻想即興曲 下手過ぎる問題」が浮上し、今月は幻想即興曲に少し向き合ってみようと云う気になりました。

 

 実は昨日から右手を相当痛めており、開きが芳しくないので、このまま練習して悪化するようならば医療機関の受診を考えております。

 先月からの右1-4指くぐりの強化に無理が有ったのか、手首の付け根から少し腫れている様子…。

 強打した記憶も無くストレス性のものである可能性は限りなく低いので、肉体的な問題なのでしょう。

 

 様々な面に於ける不安は尽きませんが、10~20代前半の頃はアシュケナージの奏でる幻想即興曲が大好きだったのを思い出しました。

 

 大学時代、一般教養の英語にて、毎回テーマが決められ、スピーチ形式で1人3分間ずつ前に出て英語で話す講義があったのですが、「自分の好きな事を何か一つ紹介する」とのテーマが与えられた際、ショパンのピアノ曲の魅力について話したのを今でも鮮明に覚えています。

 その時、ピアニストの名前について、ポリーニではなくアシュケナージを挙げ、何曲か挙げた曲名の中に幻想即興曲も入れた事や、苦手なはず語学予習講義心底楽しかった事を思い出しました。

 

 大学生になり、年齢が上がったからなのか、担当教授が内容については鷹揚に受け止めてくださっていたので安心して自分の考えを話す事が出来たのか、理由は定かでありませんが、発言内容について非難される事が無い安心感が有ったのは確かです。

 何か指摘されるとすれば、致命的な文章構成の誤り等で、本当に「語学そのもの」を学ぶ時間だったのだと思います。

 このように過ごしていると、大学2年生の夏頃には英語が少なくとも嫌いではなくなりました

 出来るか否かは別として、少なくとも講義に嫌気が差す事が無かったのは確かです。

 

 「自分の好きな事」についてのスピーチの時間、自分の名前がお気に入りの同級生が、名前の由来込められた親の願いについて話していたのを思い出しました。ご両親がお聴きになったらさぞかし喜ばれる事でしょう。