例年より遥かに暖かい3月も本日で最終日…と云う訳で、3月のピアノへの取り組みについての総括です。
桜が咲き乱れていた今月、赤いチューリップが忘れがたき光景として印象に残っているので添付いたします。
ほぼ毎日、ハノン1~6番→9~14番、20番、その他必要だと感じた第2部の中から2曲、スケール、半音階、アルペジオを基礎練習として取り入れていました。
ここまでで最低でも30分間要します。
スケールに念入りに取り組むと、基礎練習だけで50分間超過する事もしばしば。
3月は毎日朝から練習に取り組んだのですが、朝から1時間基礎練習をした後、ショパンエチュードOp.10-4を通して弾いて、その後部分練習に取り組んだ日が過半数でした。
Op.10-4に入る前、減7と属7の和音のアルペジオを練習する日も有りました。
この場合、上記のアルペジオの練習後、ショパン エチュードOp.10-4、Op.10-12(革命)、その他の曲に取り組んでいました。
スケールの苦手意識が強い調はニ長調、嬰へ短調、ロ短調だったので、この3調については今月上旬様々なリズム変奏を取り入れて練習した結果、相対的に苦手意識が強い調がニ短調、変ニ長調になりました。
全体的に左の下行が弱いのと、意外にカデンツを軽視した事が判明したので、2~3往復してカデンツに入るのではなく、1往復してカデンツに入ったり、上行を省いて下行から入って1往復半の後カデンツに入るなど、自分で変則的に練習方法を産み出していきました。
その結果、苦手対策を行わなかった調が苦手だと云う皮肉な結果になっております。
ハノンの1番を嬰ハ長調へ移調する事や2番以降の移調について、あれこれ取り入れて取り組むよりもまずは減7と属7の和音のアルペジオに取り組んだ方が良いと考え、1番を嬰ハ長調へ移調する事のみに絞り、他の曲の移調は一旦保留。
「必要とする基礎練習」が多過ぎるが故、新たな曲の譜読みに入れなかったのですが、基礎力強化には奏功したと思います。
本日のピアノの練習について。
・ハノン 減7の和音のアルペジオ、属7の和音のアルペジオ
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)
・ショパン エチュードOp.10-4
・ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵)
・その他(ハノン スケール、34番、36番、同音連打、45番、etc.)
今月は「革命のエチュード強化月間」と規定し、
・必ず毎日革命を暗譜で通して最低1回は弾く(※大抵は最低2回 革命の練習前・練習後)
・必ず毎日革命の部分練習に少しずつで構わないので楽譜を見ながら片手ずつペダル無しで取り組む
・苦手意識の強い第25小節~第27小節やその後の中間部については通し練習以外に毎回最低1回は練習する
上記を練習メニューとし、取り組んできました。
丁寧にやり直した結果、楽譜を読みながら練習する癖が付いたのか、第30小節以降のどこかで暗譜が飛びやすくなり、1日の終わりに毎回革命を通して暗譜で弾く事により、暗譜の保持に努める事にしました。
どの曲についても、自分の中で仕上がった後、その完成度を維持する事が難しく、一度ラストスパートをかけて上手く出来たように見えたショパンエチュードOp.10-4についても、短期間で身に付けたものは触れなければすぐにその「身に付けたもの」が「自然と手放されていくもの」となり、自分のものとなっていない貸衣装のようで、一度ピークに達した場合、その状態を数ヶ月間維持する事によって実力となるのではないかと現段階では思います。
4月は、バッハのインベンション8番、4番、ショパンエチュードOp.10-8、etc.取り組みたい曲は沢山有るのですが、まずはスケールのカデンツを全調正確に迷わずに弾けるようになるのが目標です。
非常に低い目標のように思われるかもしれませんが、「迷わずに」、この点について、私はスケールの下行の際、無意識のうちに楽譜を見て音を確認していた事が判明したので、確実に「覚える」事も含めて取り組みたいです。