昨日の雨天とはうって変わって晴天に恵まれ、空き時間を利用して近隣の桜を観賞して参りました。
ソメイヨシノが見頃を迎えており、麗しく咲き誇っております。
澄み切った青空が、既に初夏のように清々しいです。
バラ科の植物は、梅、桃、桜、杏子など、春の到来を告げる花の代名詞としても広く知られているだけでなく、食用としての実を結ぶのも特徴です。
中でも、桃と杏子に関しては、桃仁、杏仁として漢方薬の一部に用いられる事として日本薬局方に収載されている程、昔から重宝されてきた薬用植物です。
花でも実でもなく、種子が薬用部位なのであまり知られていないかもしれませんが、人間は昔から自然界に生息する植物と共存してきたのだと実感します。
本日のピアノの練習について。
・ハノン 減7の和音のアルペジオ、属7の和音のアルペジオ
・バッハ インベンション 8番
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)
・ショパン エチュードOp.10-4
・ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵)
・ショパン エチュードOp.10-8
・その他(ハノン スケール、36番、同音連打など)
本日はショパンのノクターンを気持ち良く演奏出来ました。
昨日は雨天だった上、昨日記事中に記載した内容を想起して釈然としない想いが払拭出来ず、ノクターンには触れたくない気分だったのですが、本日はショパンを美しく奏でようと云う気力が湧いてきたのです。
バッハのインベンション8番については、自分の音を聴いていて不快感を抱く事があまり無いヘ長調なので取り組んでみました。
特に宿題として出されている訳ではないのですが、メトロノームで八分音符=120 で確実に音を押さえる事を今月中に達成したいです。
バッハはノンレガートや対位法を意識して弾く必要があるが故、ロマン派のように捉えてはならないのが難しい処です。
「革命のエチュード強化月間」と銘打った期間ですので、本日はペダルの見直しと両手ユニゾン部分の音の粒を揃える事についての部分練習を行いました。
ショパンエチュード Op.10-4についてですが、
上記添付画像の赤枠で囲んだ第78小節の左手の音について、以前は3でとるよう意識していたのですが、今は4を使っています。
第77小節の左手の跳躍部分が最近雑になりがちなので、ゆっくり何度か練習。
Op.10-4全体として手の柔軟性が必要とされる事を再認識しました。
その為に、ハノンに取り組む訳ですが、移調するとそれだけで非常に難易度が上がり、1番を嬰ハ長調に移調した曲を練習するだけで結構難しい…。
私にとっては、他の調への移調についてはまだまだ取り組むのが早いです。
そして、黒鍵のエチュードについて。
第83小節から第84小節にかけてのオクターブで駆け降りる箇所の左手の運指について、未だに1-4を使うか1-5を使うか混在させるか試行錯誤中。
以前のレッスンでは混在させるより統一した方が良いと先生から言われたのですが、未だに難儀している箇所です。
レッスン前、私は此処で一番手こずるであろう事を予告されていただけに、今改めて弾き込んでいらっしゃった先生の見解が正しかった事を痛感しております。
先生が音高の実技の定期試験で演奏なさった曲だとの事で、私は高校の定期試験でこのような曲が課題に出たら一生単位を取れる気がしません…。
そもそも、緊張して何も弾けなくなりそうですし…。
音高の場合、高校を卒業するだけで非常に難しいと思います(入学も難しいのでしょうが…)。
先生にとっても、音高や音大の定期試験や入試で演奏なさった曲については、様々な想い出が有るであろうと思いますし、練習方法についても熟知していらっしゃるでしょうから、レッスンで教わる曲と被る事は非常に有難いです。
常に思っているのですが、音高や音大に通っていらっしゃった先生方は、音高や音大の同級生の演奏を聴く機会も多かったでしょうから、私のような一般人のとんでもなく下手な騒音を耳にして大丈夫なのだろうか…と不安になります。
私のレッスン時の不安の一部に、このような件が有り、遭遇した事がない次元の無知で下手な人物だと思われているのでは…?と思う事も有りますし、あまりに拙い演奏らしき音を聴かされると耳に何か影響が有るのではないかと思いを巡らせることがしばしばです。
私の卒業した高校や大学の定期試験は紙に書くだけで済むものが多く、非常に容易に単位を取得出来る内容だったのだと今改めて実感します。大学入試に至っては本当に座って紙に解答を書くだけで入れました。特殊な技術は何も要求されません。
本日は、ライトアップされて夜になると妖艶な姿を見せる桜ではなく、昼間の青空の中に堂々と咲き誇る華やかな姿を観賞して晴れやかな気分になりました。