薔薇と告げられなければ、薔薇に見えないであろう品種。
この桃色を呈した儚げな薔薇は、「桜霞」と云う名前で、日本産。
私が御対面した桜霞は、80㎝にも満たない高さにあり、お花が自分の目線に位置する薔薇が大半を占める中でひときわその可憐さが目立っていました。
見頃は5月中旬頃なのか、5月上旬の時点では蕾の状態が散見されます。
薔薇にも「桜」と云う言葉が名付けられる事が有るのだと衝撃を受けた記憶。
本日、ピアノの練習の際、相変わらずハノンに30分間以上取り組んだ後、革命のエチュードを細かくやり直し、ショパンのEtude Op.10-4を部分的にやり直して2回通した後、黒鍵(Op.10-5)を1回通しただけで終わってしまいました。
ノクターンOp.9-1はどうも今は生理的に受け付けないのか、楽譜を開こうともせず…。
短調のゆったりとした曲、とりわけノクターンに関しては、精神力が奪われるのであまり手を付けたくない気分…。
この薔薇の品種「桜霞」も含め、どこの薔薇園を訪れても必ず産地が記載されております。
出身地はそれだけ重視されると云う事でしょうか。
私は、他者との関わりに於いて、相手が自ら出身地や転居歴について切り出さない限り、決して自分からは尋ねる事をしないよう心がけております。
出身地に自らの選択権は有りませんし、プライベートな事項を根掘り葉掘り尋ねられる事を厭う方もいらっしゃるでしょう。
複数の箇所で育った方は、「出身地」そのものについて返答に窮する場合も有ると思います。
自らの意思で選んだ属性でない事項に於いて相手を困惑させることが無いよう常に心掛けた結果、プライベートな事項の質問を極力避けるようにしております。
勿論、出身地について詳しくお話なさりたい方は「自分の出身地」だけについて熱意を込めてお話すれば良いと思います。
決して、他者に公言するよう強要する雰囲気を作ったり、そこに居ない人の噂話で盛り上がったりするのは控えたいものです。
本件は、出身地に限らず、兄弟構成や親の職業などにも該当すると思います。
特に、兄弟構成やきょうだい児について、また、親の職業について他言する事は、自分だけでなく、他者を巻き込む行為です。
ネット上に記載する事を避けるのは当然の事、軽々しく第三者へ向けて語るべきではないと思います。
これらの質問をあまり親しくない間柄で軽々しく向ける人は、思慮が浅く、長い付き合いを続けていくと自分が嫌な想いをする事が多いと判断しております。
本来、プライベートな事項に関する質問は、余程の仲を築き上げた相手にのみ向けられるべきだと思います。
医療機関の問診票ではないのですから、質問を受けた相手が不快な想いをするのではないか、そもそも相手はその項目について自分から打ち明けたいのか、事前に考え、何かを問いかける時には常に心掛けていきたいです。