本日は15日なので「本日のツェルニー30番練習曲」は15番にしました。
毎日ハノンの後に時間の余裕が有る日はツェルニー30番練習曲の中から1~2曲抜粋して定期的に取り組んでいくのが今月の指針です。
そこで、この15番ですが、ツェルニー30番練習曲の中で私にとっては最難なのか、一番弾きにくい曲だと思うのです。
ホ長調のアルペジオが苦手なだけだと結論付けてしまえばそれまでですが、子ども時代の楽譜をそのまま使っているので、30曲全曲の中で一番やり直し回数が多かった事が判明し、約四半世紀を経た今でも苦手な分野は変わらないものだと或る意味感心しております。
一回で合格した曲が稀に有るのですが、それらの曲は再開し始めた頃に初めて見てもやはり「再開後初見状態」でも結構すんなり弾けたので、未だに苦手意識を感じる曲が有り、且つその曲は小学生の頃から難儀していたと云う事は即ち昔の悪い癖が抜け切っていないのでは…と懸念しております。
正直、今の私にとってはこの15番がショパンの黒鍵のエチュードやEtude Op.10-4より難しく感じるのですが、何かの勘違いである事を祈ります。
15番だけ再開後あまり熱心に取り組まなかったと云う明確な事情も有りますが…。
曲と向き合った時間が物を言う事も有るのでしょう。
…当時の書き込みによると、小学生時代、1ヶ月間この曲に難儀していたようですが…。
もはやツェルニー30番練習曲の番号を挙げられただけでどのような曲なのか思い浮かぶようになってしまいました。
知人に、「普通、ツェルニー30番練習曲の中で何番が一番弾きにくいと感じる人が多いんだろうね?」と言ってみたら、「普通の人はツェルニー30番練習曲の何番がどんな曲なのか把握していないと思う」との返答で、そもそもごく普通の日本人はツェルニー30番練習曲の存在すら知らない人も多いのではないかとふと我に返りました。
40番練習曲は老後の楽しみとして温存しておくとして、今月はツェルニー30番練習曲強化月間にするつもりです。
ショパンエチュードの練習の合間にツェルニーに取り組むつもりが、ツェルニーの合間にショパンエチュードの練習をしている実態…。
何故このような現状に至ったのか解りませんが、ブルグミュラーは懐かしいと思ってもあまり弾き直そうと思わないのにツェルニーの教本を見るとやり直そうと思えるので不思議でなりません。
50番は文字が小さいのと譜めくりが必要なので敬遠しているのですが、記憶に有る数曲に密かに手を付けてしまっている状態…。中学生の頃はこんなに文字が小さい楽譜を使っていたのか、現物が手元に無いので不明ですが、成長期の吸収力と気合はもう無いので50曲中10曲抜粋して終わっても構わないのでは…と勝手に思っています。
そもそも、ツェルニーの宿題を出されてすらいないので何もしなくてもさして問題は無いのですが…。
そう言えば、親知らず抜歯の件を知人数名に相談していた頃、抜歯翌日の点検・消毒について、「歯医者に行かなくても催促の電話がかかってこなかったから行かなかった」と言っていた人が居ました。
某歯科医院の受付の方曰く、予約を入れても連絡無しの状態で来院も無い患者があまりにも多いので、予約の30分前に本人の携帯電話に連絡をして来院を促すようにしているとの事です。
無断キャンセルもアポ無し訪問も相手に迷惑を及ぼすので、勝手にツェルニーの練習を進めていく(と云うか過去のやり直しをする)のも良くないのかもしれないと思う事も有りますが、誰にも言わなければ何も問題無いのでは…と思っています。
正直、今の私はショパンのしっとりとしたノクターンやプレリュードを練習するよりツェルニーの練習している時の方が楽しいのが本音です。