クリスマスイブと年末、そして週末に近付いていると云う複合的要因から、通勤途中の交通量や人通りが前月より多くなったように感じます。

 繁忙期に加え、一部地域に於ける天候の影響で配送関連の遅延も目立ちます。

 

 

 今年はあまり外出していないのですが、2年前、各地のイルミネーションスポットを巡っていた時の画像です。

 恵比寿ガーデンプレイスイルミネーション

 

 シンプルな色使いで重厚感と繊細さとが表現されており、この場で魅入っておりました。

 奇を衒っている訳でも無いのにこの存在感。

 どことなくストイックな感じがしてお気に入りです。

 

 

 本日、ピアノの練習をしていた時、ショパンノクターン第20番の最後の部分で気付いた事が有ります。

 

 

 上記添付画像の赤枠で囲んだ部分についてですが、右手の4左手の5で取っております。

 右手の直前の部分は1241→最後4の指使いで固定しており、儚く消え入りそうな部分に於いては積極的に右4を無意識のうちに使っている事に気付きました。

 

 ショパンEtude Op.10-5(黒鍵)をゆっくり通して確実性を最優先事項として練習している時にも思うのですが、右手が単音進行する曲に於いて、右4の独立性が不十分であるが故、音抜けや打鍵力の弱さ、指が転びそうな音が発生しやすくなっているのです。

 今年の夏頃から勘付いていた事ですので、PCのタイピング時に右4を積極的に多用する等、ピアノに触れていない時でも右4の強化に励んでいたのですが、数ヶ月で十分な効果を発現する訳も無く、ハノンをはじめとした基礎練習の重要性を痛感しております。

 

 毎日練習前ハノンに取り組んでいる事について、今習っているピアノの先生から真面目に基礎練習をしている事が偉いと言われたのですが、偉いと云うより、ハノンで基礎練習を15分程した後でないと指が思うようにコントロール出来ないだけなのです。

 指練習をせずにいきなり曲に入る度胸も無ければ技術も未熟なので、基礎練習は欠かせないのです。

 先生とは経験値に「も」雲泥の差が有るので、何のウォーミングアップも無しに鍵盤に向かって最初の一音を弾き始めると自分の鳴らしている(奏でると表現するには程遠い)音に自己嫌悪に陥る事もしばしば…。

 熟練された方々は最初の一音に躊躇無いのかもしれませんが、最初の一音に向かうまでに戸惑いが有る私は、最初の一音への意識云々の前にテクニック的な部分に非常に欠陥が有り、それを自覚しているからこそハノンや基礎練習を繰り返す事で欠陥を補う必要が有ると思うのです。

 最近では、最後の離鍵についても非常に強く思う事が多々有ります。

 

 イルミネーションの点灯式と最終日に、点灯中とは違った特別なものを感じる人が多いのと同様、演奏に於いても、最初の瞬間と最後の瞬間は特別な意識が必要な気がします。