ショパンの英雄ポロネーズの練習を1日15~30分程度ではありますが地道に続け、部分練習1巡目も漸く佳境に入って参りました。
例の有名部分、中間部の左手のオクターブ連打の部分です。
私自身、ピアノの専門教育を受けた訳では有りませんし、英雄ポロネーズに関しては完全独学なのですが、練習方法の記録として記したいと思います。
変イ長調からホ長調に転調した後のこの曲の難所と言われている左手オクターブ部分練習ですが、
0.両手共指使いを確実に決めておく
1.左手のみゆっくり楽譜通りの回数オクターブ連打する
2.左手のみ1.より少しテンポを上げる
3.2.で出来た速度にメトロノームを合わせ、右手のみ弾く練習をする
4.2.の速度よりやや落として右手と左手を合わせる
上記手順で行っております。
と言うのも、この部分に関しては、実は右手も意外に難しく、侮れない部分が多い上、片手ずつの練習をしておかなくては左手が刻み続けるリズムに右手が乗らず、曲全体が崩壊してしまう危険性を孕んでいるからです。
1.の「ゆっくり」の基準ですが、自分の限界点では無く、余裕を感じ取れる程度の速度で確実性を最優先する事が肝要です。
「急がば回れ」の精神で、焦らず根気強く。
0.に関しては、途中で何度も指使いを変えていては、出来かけていたものが最初からやり直しになってしまうので、数回通し練習をした後で試行錯誤しながら自分の弾き易い指番号のファイナルアンサーを出してから部分練習に入った方が効率的だと思われます。
私の方針として、1度1曲丸々通し練習をして曲の流れや雰囲気を触覚と聴覚とで感じ取ってから部分練習に入るのですが、通し練習の前にスケール(ハノン39番変イ長調)を2~3回行い、その後、英雄ポロネーズの主題部の例のスケールを2~3回練習しております。
主題部の途中でつまずくとテンションが下がりますし、主題部はミスなく楽しく通して弾き切りたいとの思いから産み出した練習法です。
このように細々と英雄ポロネーズの練習に取り組んでいたら、何と!!諦めていた暗譜が出来ました!!…主題部だけですが。
部分練習2巡目が待ち構えていそうな気がしてなりませんが、少し希望が湧いてきました。
昨日から考えていたのですが、最初の指練習のハノンの取り組み方について、スケール部分(ハノン39番)の活用法として、全調着手していては練習時間との兼ね合いで効率がよろしくない為、ハ長調とイ短調に加え、その日自分がメインとして練習する曲の調(英雄ポロネーズなら変イ長調)、そしてサイコロを2つ振って1つ目の出た目の数だけ調号が付き、2つ目のサイコロの出目が奇数ならシャープ、偶数ならフラットが付く調を練習するのも良いかもしれないと思いつつあります。1つ目のサイコロの出目が5、2つ目が4なら、フラット5つの変ニ長調とそのページに記載の有る変ロ短調、と云う風に。
時間は有限ですから、有効活用していきたいです。