アップルティーが美味だと感じる程に冷え込む季節になりました。

 涼しくなってきた頃からショパンノクターン第20番(遺作)に耳を傾け、練習に着手しております。

 映画「戦場のピアニスト」にも使用されたこの曲は、嬰ハ短調独特の悲壮感が漂うので積極的に取り組む気にはなれなかったのですが、アシュケナージの演奏が気に入ったので少しだけ触れてみる事にしました。

 

 以前撮影に傾倒していた頃のデータを探していたら、ドレス撮影作品が見付かったので、ふと思う事が…。

 私は元来廃墟夜景での撮影について敬遠しており、平たく表現して暗いイメージの有る作品を好まない傾向が有りました。

 完全に好みの問題なので、傾向が偏りがちな点についてはこの種の撮影を趣味としていた方々全般に言えると思うのですが、作品の深み云々よりも単純明快なものに走りがちで、気付いた時には似たようなロケ地色味の作品が2桁単位で蓄積されておりました。

 ショパンでは無く同じロマン派でもドビュッシーの世界観。

 

 

 この作品を一見しただけで撮影地・時代が明確にお判りの方は確実に同志です。

 2010年代前半に撮影された(さりげなく受け身の表現をしておりますが、自分の意思以外に理由は有りません、確実に)作品ですが、此処に足繁く通っていた方でも、このお部屋で撮影した事の無い方の方が多いのでは…と思います。現存しない建造物(※現地にて確認済)ですので気兼ねなく貼付いたしましたが、此処に通っていらっしゃった方々で未だ「次」をお考えの方はいらっしゃるのでしょうか。

 

 ロングドレスが花びらのようにふんわりと床に広がる感覚が好きでした。

 撮影当時、まだまだ経験が浅い頃(時系列で云えば10作目以内の貴重なピュアな時代)のロマンチック&エレガントな作風を好んでいた私の作品です。

 

 先程、ルピシアコンスタンシアを嗜みつつ思っていたのですが、ショパンノクターン第20番にはコンスタンシアのような要素が有るのではないでしょうか。

 グリーンルイボスがベースになっている点、マスカットの香り付が施してある点、また、白ワインのイメージ…これらの複合的要素がショパンノクターン第20番のイメージと重複する処が有る気がしてなりません。もう少し重厚感が必要かもしれませんが、このくらいライトな感覚で捉えた方が今の私には良いと思います。

 

 ルピシアフレーバードティーは種類が豊富でどれを選んでも楽しめます。

 先日、店頭にて金柑の紅茶の試飲が出来たので早速購入して参りました。

 

 ここ数日はコンスタンシアがお気に入りです。