ひつじ | 菊と斧

菊と斧

 斧

昨日は昼間ずっと快晴だったのが、夕方には雲が広がった。

それでも流れる雲の間から月が姿を見せてくれて、片見月にならずに済んだ。

 

 

早いものでもう10月が終わろうとしている。

 

当地では9月初旬から稲刈りが始まる。

 

 

その頃稲刈りを済ませた田んぼは切り株から「ひつじ」が成長している。

 

ひつじは「ひづち」とか「ひつち」とも呼ばれるらしい。

初めて知ったのは「ひつじ田」だったこともあり、「干土」のことかと思ったが、切り株から成長した稲自体を「ひつじ」と呼ぶそうだから別の語源があるのだろう。漢字では「穭」と書く。

 

 

ひつじにも米が熟している。

昔はこのひつじも収穫してせんべいなどを作ったそうだ。

 

ひつじが熟し始めている一方で、まだ稲刈りの終わっていない田んぼもある。

 

 

今は高齢化もあり、稲作を専業農家に委託しているところが多く、以前話を聞いた農家では50町歩の田んぼで米を作っているので田植えも稲刈りもそれぞれ2ヶ月くらいはかかると言っていた。

 

 

そんな田んぼを見ながら散歩をしていたら

 

 

オオバンのつがいに出会った。