読書週間×読書習慣×読書シュウ感    ~コトバダイブしよう~ 

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愛のある毒舌を駆使し書評する出版業界の風雲児、
その名は・・・カリスマ書籍評論家シュウのブログ。
since 2007

自己紹介・・・・


愛のある毒舌を駆使し書評する出版業界の風雲児、
その名は・・・カリスマ書籍評論家シュウ!!!
・・・自分で発言して恥ずかしくなります。
昨今の活字離れの風潮を・・・どげんとせなあかん。
本の素晴らしさを一人でも多くの人に広めたい願いから
ぼちぼちと適当に更新します。


当ブログは、著作権法により”本の感想”の掲載を
控えさせていただきます。
法律に抵触し捕まりたくないんだも~~~ん。
批評により特筆すべきお薦め箇所且つ難点を
オブラートに酷評します。
当ブログは、作家、出版社に対し決して悪意のある記事は公開していませんが
紙資源の無駄じゃない?買うのは勿体無いじゃない?の類の書籍に対して
星の数(★)を0個として提示させて頂きます。
私、書籍評論家シュウの記事により
1人でも多くの方が本との出会いに喜び、感動し、
手にして頂く事を切に願うばかりの書評ブログです。


更新日:不定
更新時間:18時頃 


1000冊読了まで・・・残り727冊(2012年10月26日現在)



【書籍評論家シュウのココだけの話】


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伊坂幸太郎著『グラスホッパー』を紹介します。


伊坂幸太郎
1971年千葉県生まれ。
東北大学法学部卒業。
2000年『オーデュポロンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。

登場人物
鈴木 元教師
鯨  自殺屋
蝉  殺し屋



書評
物語りは復讐を考えていた鈴木(元教師)と大柄な男・鯨(自殺屋)、うるさい男・蝉(殺し屋)
この3人の物語が交互に重なり進行していきます。
鈴木の目の前で(押し屋)に妻の仇の社長息子を押し屋に殺され、
鈴木が勤める上司の命令で押し屋の追尾し身元を調査する鈴木と
鯨(自殺屋)と蝉(殺し屋)が物語りが佳境に近づくと3人がついに対峙するシーンは爽快ですね。
どうなっちゃうんだろ?ハラハラドキドキのハードボイルド。
鈴木は上司の比与子に報告をしないんだけど、それは
押し屋に家庭があったから、女子大生のような主婦と
サッカーが得意な小学生の兄と未就学児童弟に親心を抱く鈴木。
伊坂作品の復讐劇なんだけど、終始気持ちが暗くならないのは見事。
鈴木に亡き妻が明るく語りかける箇所が随所にありますが、つまり回想ですね。
妻の存在がいい味を出している。反対に鯨は過去に自殺をさせた人が亡霊のように鯨の前に登場し
鯨と亡霊が会話するシーンに精神が病んでも不思議ではないでしょう。
三人の個性が相対で現実味がないのがいいのかもしれません。
面白い作品の為、栞を挟むのを惜しんで読破しました。
お薦めです。


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著者:伊坂幸太郎
著書:【1000円以上送料無料】グラスホッパー/伊坂幸太郎

発行所:角川書店
発行年:2004年7月30日
評価:【★★☆】




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