亡き父との交換日記『君たちはどう生きるか』
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一度きりの人生を楽しむ part.2

続きです。
今も1秒ずつ、1分ずつ、1時間ずつ着々と人生の到着地点『死』へと近づいています。
その時、その瞬間を楽しみましょう。
1秒でも楽しむ時間を多くしましょう。
多くの人間と手を取り合って、ともに楽しんで生きていきましょう。
この日記にはなるべく肯定的な内容にしたいけど、たまには否定的になることもありません。
そのときは許してくださいね。

一度きりの人生を楽しむ

こんにちは。
少し自信を失いかけていたけど、また新たな信念が心の中に突如浮かび上がってきました。
今は悩みがあります。
今に限らず今までも、そしてこれからも俺はずっと悩みを持って生き続けます。
悩みは生きている限り決して消えることはないですよね。
こう考えると生きていくことが苦しく思えてしまいます。
本当に今のままの自分で良いのか。何とかしなければいけないのではないか。大人にならなければいけない。あれができて当然。これができなきゃ無能な人間。
深く悩んでいくと限りがありません。
こんな人生じゃもったいないですよね。
人間には皆一度きりしか人生がありません。
先のことばかり考えてると人生はあっという間に終わってしまいます。
未来の自分を想像してみると、ごく普通の教師がみえてしまいます。
けど、それはそれでよくないですか。
というよりも、過去や未来のことばかり考えてても今を楽しむことは絶対にできません。
人生にはつらいこと、悲しいこと、情けないことなど自分が弱くなってしまうときがあります。
しかし、それは自分の人生であり運命であります。
人生を楽しみましょう。
今を楽しみましょう。
試練を楽しみましょう。自分の弱さを楽しみましょう。
緊張するスリルを楽しみましょう。
人に出会うことを楽しみましょう。
人と会話することを楽しみましょう。
人に教えられ、人に教えることを楽しみましょう。
自分が成長するかどうか心配してるだけでは人生がもったいないですよね。
人はいつ死ぬかわからない。やりたくてもできない人はたくさんたくさんいる。
今を楽しむことが人生です。
僕はいろいろなことを考えてしまいます。
お父さんはどのように生きていたんですか。
僕と同じような生き方をしてきましたか。
僕は立派な両親の血をひいています。
自分を誇りに思わなければ、父と母に申し訳ないですよね。
何事もなく終わる人生ではつまらない。成功は嬉しいけど失敗だってなければ人生はエンジョイできません。
全てのことをエンジョイしましょう。
つまらない事務作業、苦手な会議、堅苦しい挨拶。全て人生のエンジョイイベントです。
一度きりの人生、充実したものしましょう。
安全な道を通っていると人生という道はあっという間に終わってしまいます。
危険な道を何度も転び、休憩し、寄り道し、少しずつ進んでいく。
お父さん、こっちのほうが絶対に楽しいですよね。

日記を書くにあたって

こんばんは。
教師となってから1年と半年の月日が経ちました。
私なりに教師という職を追求し、いろいろなことを経験し、そして考えてきました。
全てが初めての経験であるため不安も非常に多く、落ち着かない日々が続きました。
この経験は当たり前のことであり、収穫以外の何物でもってありません。
信念はあったものの絶対に貫き通せる信念は持てなかったし、生むこともできなかったのは少し残念に思います。
今までの期間は、今の私から言わせてみれば「先生ごっこ」です。
教師という自覚はありましたが、自分がいち教師であり、いち大人であることに自信を持てていなかったことが原因でしょう。
なんで自信を持てなかったかというと「他」を意識し過ぎ、「自」を持つことができなかったからです。
他人からの評価ばかりを気にしていました。
自分は頑張っても「人格者」になるのは無理だろう。そこまで能力がない。知識もない。表現力もない。「人格者」はあきらめて野球の指導者として名声をあげよう。
何かあれば野球の指導者と逃げていたように思います。
しかし、今私は変わろうとしています。
ようやく教師のスタートラインに立ったのです。
スタートラインに立てたのは、同じ職場で働く尊敬するT先生のおかげです。
T先生とはよく飲みに行ったり、空き時間にはよく話したりします。
少しエロいお話をするときもあれば、「教育」について熱く語り合うときもあります。
おそらく私はT先生に会わなければ、つまらない教師で定年を迎えていたかもしれません。
先日T先生は私にある本を貸してくださいました。
その本の題名こそ、この日記のサブタイトルである「君たちはどう生きるか」です。
私はこの本を読んで私自身の可能性を感じました。
内容は非常に濃く、深く考えさせられることの連続でした。
私の中で何かが目覚め、急に「生きること」について深い深い考えが頭の中で充満していくのです。
私の今までの考えは非常に浅かった。と思え、今まで不安に思ってたこと、悩んでいたことが小さくなってくるのを感じました。
私は変われる。努力で変われる。本は知識だけでなく、人生観や世界観を学ばせてくれる。心の広い人間、心の豊かな人間へと成長させてくれる。ことに気がつきました。
要するに、私があきらめかけていた「人格者」に私もなれるのです。
私は教師です。
「人格者」になります。
今日はここまでにします。