年も開けて1月3日の事でした。
台湾で高雄へ移動している際に突然入った訃報。
粟レンジャーの師匠、ハンパもんさんがサイクリング中に電柱に衝突して亡くなられたと。。。
身体が固まりました。
え?うそでしょ?
何かの間違いであってほしい。
そう思ったのもつかの間。
今度は他の仲間からのLine電話。
帰国が頭をよぎりました。
ですが私達が帰ったところで何かできるわけではなく、ただただお通夜の日取りが帰国後となるか否かの連絡を待つだけ。。。。
結局、通夜も葬儀も帰国前になったとの連絡がきました。
正直に言って、全く旅が楽しめなってしまった台湾初日。
マーボさんも大晦日に一緒に走ったばかりで他人事ではありませんでした。
お通夜も葬儀も終わってしまった今、私は日本へ帰国し、明日から平常運転に戻る訳ですが、その前にハンパもんさんとの永遠のお別れとなってしまった2017年の大晦日千頭ライドの日記をここに記します。
昨年も無事に開催された大晦日千頭ライド。
静岡県主に中部ローディーの年末の大イベントであります。
昨年は主催者のオリオンさんが仕事であんまり乗れてないからね。
そもそも企画されるのかもわかりませんでした。が、当月になって開催が決定。
ハンパもん含め今年もたくさんの健脚ローディーが集まりました。
私は前日のつきたてお餅と小豆汁を持って車で参加。もちろん一眼
も持ってきます。
![カメラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/109.png)
いつもの藤枝運動公園セブンイレブンにて出発前の一枚。
するとローテーションしながら進んでくる隊列のトップはハンパもん師匠でした。
一昨年くらいから実業団登録してE1選手として活躍する50歳!
自転車はロードからトライアル、マウンテンと多種多様。他にもランニングやサーフィン、釣りと言った様々な分野の趣味を極める方で、本人はそれを"ハンパもん"と称して謙遜しておりましたが、お世辞でなく本当に本当に凄い方でした。
こちらはサイクリング班か。
"先はまだまだ長いからね〜"と流しております。
地蔵峠も後半に差し掛かると次々に脱落者が。
岡さんや柴田さんといった県内トップクラスのお二人やニューカマーの高校生が登りに強い!
新たにタイマースの仲間として加わったらしい石川君も粟ヶ岳16分台とこれからが楽しみな48キロ。
揃い待ちして家山手前のスプリントポイントでは我らがハンパもん師匠が今年も先頭ゴール!(したらしい)
その先の登りでは...
岡さんが速い。本当強い。
その後も繰り返すアップダウンと揃い待ちで60キロ先の千頭まで皆さま無事ゴール。
雨雲レーダー見ると分厚い雨雲が迫ってきています。
急いで徳山のミニップまで下り補給をば。
皆様すでにビッショビショ![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
ハタから見たら大晦日に何やってんだって思うでしょうね。自転車馬鹿なんです。
大粒の雨の中、下り基調のアップダウンを凄いペースで川口まで。
家山の案山子はブルゾンちえみになっておりました。
さぁさぁ、お待ちかね(私が)のお汁粉タイムですよ。
冷え切った皆様にちょっと焦げちゃったけどアツアツのお汁粉を振る舞うことが出来ました。
ハンパもんさんからは、FBの藤枝夜練グループ部屋からこのようなお言葉を貰いました。
"お疲れ様でした!
お汁粉温まりました♪
例年も宜しく~"
今となっては最後のやりとり。例年もよろしくって言ったじゃない。
まさか、この後亡くなってしまうなんて...誰もが思っていなかったよね。
いつもだったら、川口からさらに蔵田に向かって登るのだけど、今年は珍しく雨が降っているからと辞めてそのまま島田へ抜けました。
この時蔵田へ登って風邪をひいていればとか、しても仕方ないタラレバを考えてしまいます。
最近とても充実してそうだったハンパもんさんなだけに悔やんでも悔やみきれない思いです。
自転車でも車でもなんでもそうだと思うんだけど、私も含め皆さんも本当に気をつけてほしい。
ハンパもんさんがこうなったから自転車辞めろとは思いません。
ですが、人生いつ何が起こるかわからない、その時に後悔のないよう歩んでいってほしいと思います。
ハンパもんさん、あまりに突然だったけど、これまで本当にありがとうございました。
謹んでご冥福をお祈りします。