どうもこんばんは、Chiakiです。
普段あまりテレビを見ないのですが、昨日はそんな私でも欠かさず見る大好きな番組「情熱大陸」の日で、
今回はヘアアーティストのCHINATSUさんを取り上げていました。
CHINATSUさんは草花をモデルの頭上に大胆にあしらい、
誰も見たこともない奇抜なヘアスタイルを生み出すヘアアーティストで、
20代で渡米し「GLAMOUR」「NYLON」など有名ファッション誌で活躍、日本でも「Vogue Japan」で冨永愛のヘアを担当しているそう。
かつての師匠はレディー・ガガのヘアを担当している仏の巨匠ヤニック氏

私ね、ヘアメイクでも写真でも、パンチの効いたアーティスティックなものを創り出す人が大好きで。
そして、CHINATSUさんは彼女自体がかなりパンチのある人柄でした。
考え方、態度、話し方、良くも悪くも「尖っている」感じ。
良いものは良い、良くないものは良くない、好きなものは好き、嫌なものは嫌。
スタッフの「右向け右ってあるじゃないですか。」の問いに
「自分が左って思ったんなら左。
だって自分が自分を信じてあげなきゃ誰が味方してくれんの?
基本逆走。だから流行って言葉が嫌い。」
そんなことを言ってました。
そんな逞しさがなきゃやっていけないのが実力主義のニューヨーク。
相手が取材クルーだろうが気に入らないことは受け入れない、断固拒否。
そして、何事にもハッキリ白黒をつける人。
それを「潔くてカッコいい」と言う人もいれば、
「高圧的で我が強すぎる」と不快に思う人もいるだろう。
だけど、「自分が無い」と言われたことがある私には逆にあれだけ自分を持っていて、
それを気持ち良いくらい出せている人は羨ましいくらいで。
グレーなことを言っている方が上手くいくことも多い日本で
彼女のような人は生きにくいのかもしれないけれど、
そもそもハッキリ白黒つけたり自分を貫き通すには、それだけ自分のやっていることに自信がないとできないわけで、
その自信を持つまでには並々ならぬ努力を重ねてきて、
そこに他人を唸らせる実績も伴っているからで。
こんな画像じゃ伝わらないけれど、素晴らしかったですよ、彼女の仕事は。
まさに職人。
大胆に見えて、物凄く繊細で絶妙なバランスで作られた世界。
クライアントは現場に顔を出さず、
コンセプトやテーマだけ伝えて後はアーティストの感性に任せることの多い海外と、
クライアントが現場にベッタリついて常にチェックが入ることが多い日本。
その考えや仕事のやり方の違いに戸惑いがあった時期、
かつての師匠ヤニック氏が彼女に言った一言がこれ。
「作品のどこにおまえがいるんだ。
一点を見つめてとことんやれ、ぶれるんじゃない。」
ガツンときたなー。
関わってくる人の数が増えて行けば行く程思うようにできなかったり、
時には納得行かない形にせざるを得ない時だってある。
それは音楽でも多々あることなんだけど。
だから、自分の創りたいものだけを純粋に追求できることは凄く幸せなことで、
個人の作品づくりの時に創り手がどれだけキラキラした顔をしているかを、
モデル業をさせてもらっていた私は少しは知っていて。
だからCHINATSUさんが信頼する仲間だけを集めて挑んだ作品づくりで
「明日死んでもいいような作品をつくってやろう、みたいな。」
って言ったのにはしびれましたね。
いやー、カッコよかった。
もはや芸術ですよ、うん。
見ていたら何だか初めてフォトグラファーさんと作品撮りした時のことを思い出した。
4年くらい前の冬。
こんなのが撮りたいって頭の中にはあったけど、
その時はモデル自体したことがなくて。
その時は5パターンくらい自分でヘアメイクしたんだけど、
ヘトヘトになりながらもワクワクして夜通しやってたな。
その時の写真。
今見たらヘアとかもうちょい上手くやれよと思うけど(笑)
でも、写真を見ていたら、自分とフォトグラファーさんの成長も見えて面白いの。
去年、
「これが最後の作品撮りになってもいいくらいの気持ちでやる。」
って、フォトグラファーさんが言った渾身の作品。
私もこの作品大好きなの。
質感が凄く素敵。
次のmy-Butterflyのアー写も物凄ーく素敵な写真にしようと目論み中です。ムフフ。
何だか脱線しまくったけど、とにかく、音楽でも写真でも何でも、
初期衝動を起こさせるようなものは素晴らしいのだ。
そして、白黒がつけられるというのは努力が裏付けされた自信と、
色んなものを背負う覚悟があるということ。
今日は長くなっちゃったな

読んでくれてありがとう*
●my-Butterfly 各webページのURLはこちら↓↓↓

MySpaceにて新曲「Beginning」「リフレイン」「NOWHERE」配信中↓↓↓
