元日に鑑賞した映画(DVD)がもう1本。
誰も知らない
是枝裕和監督の作品で2004年に公開され
実際に起きた事件をモチーフにしていて話題になりました。
様々な賞を受賞したので有名な作品ですね。
公開当初に気になっていた映画です。
私はいろんな事情で
劇場に足を運ぶ機会が非常に少なくて
この映画が公開されたときも
すごく気になってたんですが、
観に行けなかったんです。
そして私はモチーフとなった事件をすっかり忘れていて
(当時、その事件をちゃんと認識していたかどうかも不明)
規制概念なく見れました。
この話は
母子家庭の家族が引越しをしてくるところから始まります。
母親と少6の長男、小5くらいの長女、7歳くらいの次男、5歳の次女。
貧しいけど
つつましやかに生活を送っている
ちょっとワケありの家族・・・
そんな感じで始まります。
母親に扮するYOUは
少しルーズだけど自分なりに子供を愛している母親
そんな感じで演じていたと思います。
しかし、母親に恋人ができてからは
母は恋人に夢中になり
帰宅時間も遅くなります。
子供達は多くの時間を母の不在の中で過ごすようになります。
母親に恋人ができたという話になったときは
よくあるケース?
とも思いましたが
違いました。
この母親は
子供達を置いて
恋人のもとに行くのです。
そして
子供達だけの生活が始まります。
そこには
今の恵まれた環境では考えられないような
いろんな生活の工夫があって
いかに自分たちの生活が生ぬるいか
ということを思い知らされます。
そして
そんなまるで戦後のような貧しさを経て
疲れ果てた子供達は
最悪の事態、一番幼い子供の死を迎えます。
それでも
子供達は生きるために
日常に戻って行くのです。
この話は
実際にあったことなので
映画がいくらどこかを脚色してるとはいえ
激しい衝撃が走りました。
観たあと
息苦しいほどのやるせない思いになりました。
なんで元日からこんな映画観ちゃったんだろう^^;
子供の母親を思う純粋な思いと
思春期に入り、なんとなく大人の事情が分かりはじめた長男の
微妙に揺れる思い
そしてその状況をどうすることもできない
社会的弱者の有様が
これでもかと描写されていました。
それがどうしようもなくただ悲しくなりました。
この映画をポジティブに捉えるのはすごく難しいです。
是枝監督は
この事件から感じた
都会の隣人に対する無関心や
人間関係の希薄化
コミュニティの機能のなさに
この作品で警鐘を鳴らした
と言われてますが
他の凶悪犯や社会不安から
隣人とのつきあいも
簡単にはできないですよね。
田舎みたいに
近所の人のことはよく知っている
それはメリットもあるけど
隠せない
隠れられない
というデメリットもあって
一長一短なのですよね。
本当に
なんとも言えない
後味の悪さを感じた作品でした。
けれど
これは観る価値はあると思います。
いろんなことを感じられる
素晴らしい作品だと思います。
でも
子育てに悩んでるお母さんにはあまり勧めたくないかも(^_^;)
映画の元になった事件については
別記事で思うことを書いてみたいと思います。
年始にこんな映画を観てしまったのも何か意味があるのかな。
本当は「八日目の蝉」と「スクラップヘブン」とこの作品の中からどれにするか迷ったんです。
なぜかわからないけど
この作品に吸い寄せられるように
ディスクを取ってしまったので・・・
何か
今年一年に縁のあるものなのかもしれません。
あ、私は
恋人ができても
子供を置きざりにするようなことはしませんよ。
多分。
ていうか恋人なんてできないし笑
なのに何か自分の子供に愛する愛情を不安に感じてしまうのでした。
それだけ
この映画のいろんなものが
私に衝撃を与えたということです。
勇気のある人は観てみてください。
誰も知らない
是枝裕和監督の作品で2004年に公開され
実際に起きた事件をモチーフにしていて話題になりました。
様々な賞を受賞したので有名な作品ですね。
公開当初に気になっていた映画です。
私はいろんな事情で
劇場に足を運ぶ機会が非常に少なくて
この映画が公開されたときも
すごく気になってたんですが、
観に行けなかったんです。
そして私はモチーフとなった事件をすっかり忘れていて
(当時、その事件をちゃんと認識していたかどうかも不明)
規制概念なく見れました。
この話は
母子家庭の家族が引越しをしてくるところから始まります。
母親と少6の長男、小5くらいの長女、7歳くらいの次男、5歳の次女。
貧しいけど
つつましやかに生活を送っている
ちょっとワケありの家族・・・
そんな感じで始まります。
母親に扮するYOUは
少しルーズだけど自分なりに子供を愛している母親
そんな感じで演じていたと思います。
しかし、母親に恋人ができてからは
母は恋人に夢中になり
帰宅時間も遅くなります。
子供達は多くの時間を母の不在の中で過ごすようになります。
母親に恋人ができたという話になったときは
よくあるケース?
とも思いましたが
違いました。
この母親は
子供達を置いて
恋人のもとに行くのです。
そして
子供達だけの生活が始まります。
そこには
今の恵まれた環境では考えられないような
いろんな生活の工夫があって
いかに自分たちの生活が生ぬるいか
ということを思い知らされます。
そして
そんなまるで戦後のような貧しさを経て
疲れ果てた子供達は
最悪の事態、一番幼い子供の死を迎えます。
それでも
子供達は生きるために
日常に戻って行くのです。
この話は
実際にあったことなので
映画がいくらどこかを脚色してるとはいえ
激しい衝撃が走りました。
観たあと
息苦しいほどのやるせない思いになりました。
なんで元日からこんな映画観ちゃったんだろう^^;
子供の母親を思う純粋な思いと
思春期に入り、なんとなく大人の事情が分かりはじめた長男の
微妙に揺れる思い
そしてその状況をどうすることもできない
社会的弱者の有様が
これでもかと描写されていました。
それがどうしようもなくただ悲しくなりました。
この映画をポジティブに捉えるのはすごく難しいです。
是枝監督は
この事件から感じた
都会の隣人に対する無関心や
人間関係の希薄化
コミュニティの機能のなさに
この作品で警鐘を鳴らした
と言われてますが
他の凶悪犯や社会不安から
隣人とのつきあいも
簡単にはできないですよね。
田舎みたいに
近所の人のことはよく知っている
それはメリットもあるけど
隠せない
隠れられない
というデメリットもあって
一長一短なのですよね。
本当に
なんとも言えない
後味の悪さを感じた作品でした。
けれど
これは観る価値はあると思います。
いろんなことを感じられる
素晴らしい作品だと思います。
でも
子育てに悩んでるお母さんにはあまり勧めたくないかも(^_^;)
映画の元になった事件については
別記事で思うことを書いてみたいと思います。
年始にこんな映画を観てしまったのも何か意味があるのかな。
本当は「八日目の蝉」と「スクラップヘブン」とこの作品の中からどれにするか迷ったんです。
なぜかわからないけど
この作品に吸い寄せられるように
ディスクを取ってしまったので・・・
何か
今年一年に縁のあるものなのかもしれません。
あ、私は
恋人ができても
子供を置きざりにするようなことはしませんよ。
多分。
ていうか恋人なんてできないし笑
なのに何か自分の子供に愛する愛情を不安に感じてしまうのでした。
それだけ
この映画のいろんなものが
私に衝撃を与えたということです。
勇気のある人は観てみてください。