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要するに人を相手の思惑に
明けくれすぐす、世の人々よ、
僕はあなたがたの心も尤もと感じ
一生懸命郷に従ってもみたのだが
今日また自分に帰るのだ
ひっぱったゴムを手離したやうに
Bｙ 中原中也 山羊の歌より
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私は中原中也さんの詩が結構好きだったりするんですが
「山羊の歌」の【憔悴】はかなり好きです。
おそらくここに自分の姿を見てしまうからんでしょうけど。
有識者であったり、実力者や先人の言うことを
正論だと受け入れられるので
自分の感情を偽りつつも、そうしようと努めていたけれど
疑問を感じてしまった。
そして決別することを決めた。
（一般的な常識で測ると）愚かな自分を愚かなままでいいと
心に決めたときの
解き放たれる心地よさを感じます。
そう。
努力はしてきたんです。
でも、そこにいるのは自分を見失うことでしかない。
だからはみ出している方がいい。
時に世間の常識の中にいないといけないこともあります。
その時は喜んでそれをしましょう。
けれど時が来たなら自分に戻ります。
居心地のよい場所に。 