夏色 ゆず
駐車場のねこがあくびをし
ながら
今日も1日を過ごしていく
何も変わらない
おだやかな街並み
みんな夏がきたって
うかれ気分なのに
君はひとりさえない
顔してるね
そうだきみに見せたいものが
あるんだ
大きな五時半の夕焼け
子供のころと同じように
海も空も雲も僕らにさえも
越えてゆくから
この長い長い下り坂を
きみの自転車の後ろにのせて
ブレーキいっぱいにぎりしめ
ブレーキいっぱいにぎりしめ
て
ゆっくりゆっくりくだってく
