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久しぶりだ。
iPhoneからの投稿
最近、太宰治を読み返していますo(^o^)oすっかり内容忘れていた(;_;)


最近は『斜陽』を熟読しました。

やっぱり一回目より二回目のほうが、味わい深い。
読めば読むほど引き込まれる。
そんな太宰治(^-^)



感想文書いちゃいます。


“こいしいひとの子を産み、育てる事が私の道徳革命の完成なのでございます。”



恋する人上原さんに一方的に手紙を送り、一方的に会いに行き、子供を身ごもり、恋の革命を成し遂げるかず子。


最後の貴婦人と言われ死んでいくお母様。


周りには理解されなくても、生きる事が苦痛で困難な人間もいる。貴族と不良の間で苦しみ、死ぬ権利を主張し自殺した弟・直治。


立派な奥さんがいるにも関わらずアルコールにまみれた生活を送る小説家上原さん。




簡単に言うと、貴族が戦後どんどんと没落していくお話です。


太宰治の中では、比較的ライトなお話??表現??に思えます。

たんたんと流れていくんですが、テーマは“破滅”。
それがとても美しく描かれていると思います。


直治が自殺し、かず子が直治の遺書を読むシーンが好きです。

“貴族の没落”の背景にある真実が非常に深く、でもわかりやすく、表現されている。


あと、かず子が最後に上原さんに宛てた手紙もすごく好きです。


死んだ直治の想いを最後に、ある形で成し遂げてあげようとするかず子。

あー、私だったら同じことして、同じ台詞を言うかもな、と思い妙に共感した結末でした。



私が一番惹かれた登場人物は、上原さん。

あまりクローズアップされず、良くも悪くも描かれていない。(どちらかというと悪く描かれているほう?)

謎が多い人ほど魅力的、というのは、文学でも同じなのかも。


『何を考えてるんだろうこの人』って思う。

何も考えてないのかもしれないけど、そう思わせる行動だったり言動が、男性の魅力に繋がるんだろうね!

上原さんは、私の中では、伊勢谷友介さんとか金城武さんのイメージだったのに・・・


映画版では温水洋一さんが演じているそうです・・・Σ( ̄□ ̄)!



衝撃!!!




世の中で、斜陽を読んだことがある人の大半は、私が伊勢谷さんに見えていた人が、温水さんに見えていたのかな??



衝撃。


いや、温水さんも中年の魅力はあるけどね。


映画はみていないけれど、ただのアル中ダメ男に描かれているのでしょうか。


上原さんの、見えない魅力に惹かれている私は、考えすぎていただけなのでしょうか。


・・・あ、これ、ダメ男にひっかかる典型かもしれない(;´д`)笑



本当は世界はものすごく単純なのに、かず子や直治たちは余計な事を深く考えすぎてしまったから、破滅していったのかもしれない。

本当は考えるまでもない簡単な事の連続なのかもしれない、人生って。

それを難しくしているのは自分自身なのかもしれない。



そんな風に思いました。
国立新美術館で開催されている、エルミタージュ美術館展に行ってきました。

すごく印象に残った絵があります。




これです。





ジャン=レオン・ジェローム『仮面舞踏会後の決闘』


19xx everlasting life-d0187477_10213455.jpg


名前の通り、宴の後の決闘。

刺されているのは、ピエロの格好をした青年。


音声ガイドの説明で、こんな感じの事言っていました。(正確な表現)


ピエロは愚行の象徴。

しかし、愚行の本質は、愛。







ピエロは何を想って死んだんろう。

何を想って舞踏会に行き、

何を想って決闘をしたんだろう。



愛に死んだピエロの素顔はどんなんだったんだろう。



って、しばらく考えこんでしまった。