(その②から続く)
こうして考えていくと、当時の津久井やまゆり園の非常勤職員については、
求人票から推測した賃金 17万5110円
事業計画書から推測した賃金 17万6457円
で、ほぼ同値となりました。
(この差は、おそらく神奈川県からの「処遇改善費」がわずかですが、非常勤職員にもプラスされたのだと思います)
求人票によると、賞与や手当はありませんから(通勤手当はのぞく)、1年間の賃金は、
210万1320円 もしくは、
211万7484円
だったはずです。そして、前述の「津久井やまゆり園事業計画書」の本文(86ページ)には、
「非常勤職員については10年間同額で積算しました」
という記述がある為、10年間の昇給が予定されていないのです。
なぜ、最低賃金が上昇することが予見されているにもかかわらず、このような計画を、神奈川県が認めたのかはわかりません。
一方で、常勤の職員については、前述の「事業計画書」の表の中に、
(常勤の)職員給料(給与+諸手当)
(常勤の)職員賞与
という行があり、それぞれの金額を、常勤職員の数128名で割ると、
(常勤の)職員給料(給与+諸手当)
390万109円(平成27年) で、さらに10年後には、
437万3898円(平成36年) と、年率1.2パーセントで昇給します。
(常勤の)職員賞与も、ひとりあたり年額平均で、
96万2195円(平成27年) で、10年後には、
113万1992円(平成36年) になります。
ちなみに、賞与水準は、2.64カ月分だと思います。