松永さんの

「パパだったという感覚がなくなってきた」

という言葉は、よく分かる


時間が経って、記憶もだんだん

薄れてきて


あの頃…まだ生きてた時の事が

遠い昔のように感じて


間違いなく、確かに、私は

あの子の母だったはずなのに


一緒に過ごしてない時間の方が

長くなっていって


今の日常の方が当たり前に

なっていく感覚




夢でもみてたのかな、なんて

思ったり


そう思えたら、楽かもしれないけど


次男のズボンに、長男の名前が

書いてあるのを見つけると、


ああ、やっぱり、夢ではなかったな


と、思う




儚い、とはこういう事なのか


夢って文字、入ってるもんね




寂しい、だけでは言い表せられない感覚