もうすぐで年が明けます。



年の瀬、テレビでは(もちろんテレビだけじゃなく)どこのチャンネルでも東日本大震災を取り上げてて。



今年はそれに尽きるんだけども。



忘れられないし、忘れちゃいけないし。



でも新年を迎えるのに、暗い顔してたってしょうがないってことなのか、バラエティーはいつもと同じように流れてて。















『芝浜』っていう落語がありまして。



江戸の年の瀬が舞台の落語で、12月にはよく高座にかけられるんですけど。



『酒ばかり飲んでいる男が芝浜で大金の入っている財布を拾う。

しかし拾ったはずの財布がなくなる。

妻の言葉によって「財布を拾ったこと」は夢であったと諦める。

男は改心して、懸命に働き、立ち直り、独立して自分の店を構えるまでに出世する。

数年後の大晦日に妻から、実は妻が財布を隠していたという事の真相を知らされるという筋である。』



人によって演じ方が違うからあれなんですけど、この間亡くなった立川談志師匠の弟子の立川談春の場合、騙していた事を詫びる妻に向かって主人公はこう言うんです。



『鳴ってんだろ、除夜の鐘。
良い事も、悪い事も除夜の鐘で全部忘れんだろう?』












何が言いたいのか、自分でもよくわかんなくなりました。



だから除夜の鐘を聞いて、この1年にリセットしようじゃないか、ということです。









さて、もうすぐ新しい1年が始まります。



来年はもっと笑顔にニコニコ