ねぇ奥さん。
明日からいっきに暖かいんだそうですな。

まぁあれですよね、
ぽかぽかすると、
人間、気もゆるみがちですよね。

思うにね奥さん、
人というのはさぁ、

「隙あらば、ゆるみたい」と、

常から思うものなんでしょうね。

だから、「油断するな!」みたいな、

ハッとするような掛け声が必要になる。
緊張していないと怪我するような仕事もありますからね。
そういう時には、油断は禁物!
だから「油断するな!」と言っとかないといけない。

でも、
そういう掛け声が必要だということはですよ、

反対から考えれば、
人は、「油断してる状態が続かないときつい」から、
ほっておくと油断するように、そもそも出来ている、
そういう者だということなわけでしょう?

と言うことはねぇ奥さん。

人は「油断してる」のが、
きっと普通の状態なのよ。

人なんて、ちょっと目を離すと、
もう油断してんのよ。

気がつけば、後ろ向きになってたりすんのよ、

なんかあるたんびに凹んでたりもしたいしね、
さぼってたりもしたいわけよ、

怒られるまでは、なまけてたいの、

ちょっと集中したら、
ぽけーっとしてたいの、

油売ってて、その合間に仕事するくらいが、
ちょうど好いのよ、

どうでもいーよーなことを、
ぺちゃくちゃしゃべってたいのよ、

奥さんだって、
つまんなかったら、よそ見してたりしたいでしょ?

頭に来たら、酒飲んでふて寝してたくなるでしょ?

どっちかというと意味も無くのんびりしてたいのよ、
自分のペースでゆっくりしてたいの、
どーでもいいことでバカみたいに笑ってたいのよ、

ずるだって時にはすんのよ、

そういうことをしてるのが、人の身体には、好いの。

そんなんだから、生きて行けんのよ。

だから、今みたいな時は、
そういうことを、わりと苦も無く出来る状態にある人から順に、

せっせと油断するべきでね。

これ、できるのに、してないと、
だんだん気持ちって、ぐんにゃりと曲がってきます。

そして、そういう油断が、
したくても出来ない時があるということを、
今はみんなが知ったからね。

出来る人から、もとの様にしてないと、
気持ちにふたをすることになりますからね、
気持ちにふたをしながら、長い道のりは歩けないのよ奥さん。
これって65年前の戦争中に日本人が経験したことなの。

人生は、進み続けることですから、
自分が進むためにね、
いったい、なにをしていなければならないのかを、
分かっていないといけないね。

そのためには、
自分の身体に聞くのが一番なのよ。

身体は知ってるの、

栄養が足りてないと、勝手にお腹が減るように、
自分に聞いてみたら、
あっさりおしえてくれますよ。

「もう少し、本来のおめぇになって、適当にやってくれ」って。

ということでね、

諸君、本日も各自の持ち場で適当にやってくれ!

解散!









てな事をある人が言ってましたよニコニコ



では『ライトオフ!!