この小説は、エイブリスにて公開中の作品です。なので盗作ではないので、驚かないで下さい。しかし、著作権は私が持ってます。似たような小説があったら、ご一報下さい。確かめます。

では、ご覧ください。





~COUNT5~





「まったく、少しでも信用した俺が馬鹿だった」

「溜まりに溜まってたんだよ、最近ずっと仕事だったし」

「だったら普通に休め普通にっ!」


二人は言い合いながら部屋から出てくる


「……どうしたんだあいつ」

「あ?…………って、ちょ、美姫さんっ?」


欠伸をしながら、何気なく向けた視線の先には、自分の体を抱き込むようにして座りこむ……一人の女子生徒………美姫がいた

それに反応した小柴は、急いで美姫のそばに近寄る


「ちょ、どうした?
さっきの子になんかされた?」


微かに奮える美姫の体に触ろうと右手を伸ばす


しかし、ゆっくり伸びた美姫の手の平による制止により、小柴の伸ばした手は止まる


「………大丈夫です


先に私の部屋を案内して下さい


説明は、明日、登校前にこちらへお伺いします」



俯きながら、淡々とした口調で言い放つ美姫


「………わかった

國橋」


小柴は、軽くため息をつくと、國橋を見て促す


無言で頷いた國橋は、手に持っていたカギを小柴へほうり込む


見事キャッチした小柴は、明日頼むと言い渡して、部屋を出て行った






「…………なんだ、あの女…」






國橋は、怪訝な顔をしながら二人が出ていった扉を眺め呟いた