この小説は、エイブリスにて公開中の作品です。なので盗作ではないので、驚かないで下さい。しかし、著作権は私が持ってます。似たような小説があったら、ご一報下さい。確かめます。

では、ご覧ください。



~Count2~




「……………本当にここが学校なの?鞍馬

私を騙していません?」


「……………いえ………

確かにここで間違いございません」



私たち二人は、互いに向き合いながら言い合う




今日は、大伯父様が紹介してくれた学校に、初登校しにやってきたのだが……………長い長い坂道を車で登った先に見えたのは、学校と言うにはふさわしくない建物が並んでいた


コの字型で、真ん中には首を長くしたような感じに前にでている建物があり、その正面は、高級ホテルのような金色一色で扉やら壁やらが塗られている






「……………これが学校?」



私は、唖然とその建物を眺めていた

未だ信じられない私は、ぽつりと呟く


「今の学校は、私たち世代の古ぼけたちんけな建物より、こういった外装にこだわる所がでてきたのでしょうか……なんとも馴染めない風景です……」



鞍馬も、唖然とした様子ではなす



学校といえば、ずらっと縦長い3階建ての白いものが一般的と思っていた


「…………私は、もしかしたら間違った選択をしてしまったのかもしれませんね……………」



苦笑するしかない……………



「ですが、よい機会ではありませんか。せっかくですので、洋館の学校で、楽しく勉強を行ってください」



鞍馬は、慌てた様子でそう返してくる


「…………楽しむ、ですか………
そうなるよう、努力いたします」


私は、うつむきながらそう答えた


どうあっても、少し気を抜けば力が発動しかねない程、言霊の力が半端ないのだ



傷つけないかどうか不安になり、楽しむ処ではないはずだから


「…………美姫様…………」


鞍馬は、そんな私を見て、シュンとした顔をする