こんにちは
朝から寒い日でした
やっと日差しが出始めて
これから少し暖かくなるといいですね
本日２度目のブログアップです
宣言通りファスティング始まりました
まだ準備食なのでいろんな意味で余裕があります
明日までは食べられると思うと
気持ちも楽です
さあ、本日のお題
貧血検査の結果に関係なく
若い皆さまには鉄がとっても大事です！
栄養を学んだミキティ
フォローアップ研修にも
しっかり参加しております
しかし栄養については
看護師・助産師になるための勉強では
ほとんど理解しておりませんでした
だって体調が悪ければ
お薬あるじゃん
そう思っておりましたので
ですが
やはり予防できるものはやっておいて損はない
そこに行きつくのにだいぶ時間を頂きましたが…
今日は栄養で学んだ「鉄」についてです
皆さんは普段
鉄についてどれくらいご存知ですか
鉄は「ミネラル」に分類されます
ミネラルは生命維持に不可欠な基本元素で
その中に鉄が含まれます
私のこれまでの知識として鉄は
不足すると貧血になる
女性は月経があるので不足しやすい
妊娠中は貧血になりやすいので意識して摂取
レバーに多いが嫌いなのでヒジキがいいよ
とこんな感じでした
普段の食生活でちゃんと鉄は摂取できている
と思っておりましたが
実は意識しないと不足しがちな栄養
特にべビ待ちさんにはとっても必要な栄養素
月経中に不足しがちなことは当然ですが
案外女性って知らない間に
いろんなところで炎症を起こしたり
してることってありませんか
その回復には血液が必要なんです
鉄は赤血球（ヘモグロビン）の材料で
酸素を全身に運ぶ役割を担うミネラルです
不足すると酸素を運ぶ赤血球が作れないので
カラダが酸素不足になってしまいます
そうなるとカラダの回復が
厳しくなってしまいます
それから女性には特有の生殖器の病気
子宮筋腫や卵巣の病気などもあります
特に子宮筋腫は知らない間に大きくなり
出来る部位によっては
それが貧血の原因にもなる
貧血になると栄養が行き渡らないので
当然大事な場所に先に栄養を届ける
そうなると心臓や肺、筋肉など
生きていくのに必要な場所に届け
生殖器と呼ばれる
子宮や卵巣は後回しになっちゃいます
これでは大事な場所に栄養が届けられません
今回学んだ栄養ベーシックコースで
目から鱗だったのが
日本人は鉄の摂取が少ないという事
外国では小麦に鉄が添加されているなど
女性の健康のために必要なものは
食品からも摂れるような対策を
とってくれているそうです
しかし日本では何も対応しておりません
意識の高い方が自分で知識を得て
しっかり摂取しているのだそうです
私も貧血の時、鉄剤を処方されました
（子宮筋腫の増大と共にヘモグロビン値下がりました）
はじめは吐気があって飲めませんでしたが
かなり下がった時から不思議なもので
吐気がないんです
これってカラダが必要だと思うから
カラダから出ないようにしているんですよね
ちなみに貧血の状態を確認するのに
ヘモグロビンの値で見ていますが
もっと大事なのは
フェリチン
貯蔵鉄の状態を確認する検査です
最近ではプレコンセプションケアの観点からも
この貯蔵鉄の状態をみることが推奨されていて
「血清フェリチン値 30ng/ml 以上
で妊娠スタート」
を目安にするようです
コペンハーゲン大学病院の Georgsen らの研究では
低フェリチン値と流産や不育症、妊孕能との関連
について検討しております
不育症女性は対照群に比べて血清フェリチン値が
有意に低く（39.9mg/L vs. 62.2mg/L, P=0.001）
血清フェリチン値が 30mg/L 未満の鉄欠乏の割合も
有意に高い（35.7% vs. 13.7%, P < 0.001）
ことがわかりました
また
鉄欠乏（低血清フェリチン値が 30mg/L 未満）
のリスクも不育症群で有意に高くなっております
結論として
不育症女性はそうでない女性に比べて
フェリチン値が低く
また、不育症女性のそれまでの流産回数が
多いほどフェリチン値が低かったことから
不育症女性における鉄の充足度は重要である
ことが示唆されております
（Fertil Steril 2021; 115: 389.）
その一方で不妊症ではない妊活中の女性を
対象にした２つの研究
北米のPRESTO研究と
デンマークのSnart Foraeldr 研究では
鉄摂取量と妊娠までに要した期間から算出された
妊娠率とは関連しないという報告です
（J Nutrition 2019; 149: 1585）
しかし
鉄が卵胞発育に関与するとの報告がある一方
ハーバード大学の大規模前向きコホート研究
「看護師健康調査Ⅱ」では
鉄サプリメント使用は排卵障害の発症リスクが有意に減少する
との報告もされています
（Obstet Gynecol 2006; 108: 1145）
ん～難しい…
いずれにしても
鉄の不足はいろんな影響がありますが
摂り過ぎも問題
そうであれば
血清フェリチン値の測定が必要なようです
気になる方
通院中の病院またはクリニックで
ご相談されるといいですよ
そして
鉄を摂取するときには
一緒に摂った方が良い栄養素
それがビタミンC
鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄とがあります
ヘム鉄は肉や魚など動物性食品に多く含まれ
非ヘム鉄は野菜や豆類などの非動物性食品に
多く含まれます
それぞれ特徴があり
ヘム鉄は10～15％と球種率が高いです
一方非ヘム鉄は３～８％と低め
その吸収率を上げるためにビタミンCを
一緒に摂取することが大事なのです
ちなみに鉄の1日の必要量
成人女性：10.5～11.0ｍｇ
成人男性：7～7.5ｍｇ
どうです
女性の方が必要量は多いんです
皆さんこれからは旦那さまより自分が
鉄を多く含む食品を積極的に
摂取してくださいませ
今晩は
小松菜やアサリなど鉄分の多い食品を
たっぷり入れてお鍋などいかがでしょう
おふたりでふうふう言いながら
食べたらその後も熱々
ホットな夜になりそうな予感
ではまた…
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