不妊症のためクリニックに通っている人の数は年々増えています。有名人も受診して成功したという話がメディアに出るので納得できます。しかし、不妊症は通院しなくても日々の生活には支障がない、保険適用がきかないなどの普通の病気とは異なる点が多くあります。そのため医師や看護師のより専門的なスキルが必要になります。
その代表が不妊カウンセラーです。日本不妊カウンセラー学会が認定している資格で、国家資格ではありませんが看護師にとっては有用です。養成講座ではカウンセリングマインドについての理論と実践を行っています。不妊症の患者は自分が劣っている人間なのではないか、周囲に気を遣われているのではないか、パートナーは本当はどのように感じているのか、と不安なことが非常に多いです。看護師の中に専門知識を身につけて話をしっかりと聞くことができる人がいれば患者にとってはこんなにありがたいことはありません。
体外受精コーディネーターという資格もあります。こちらは多様化する最新の治療法のプランや説明をする資格です。看護師や技術職の人がなるケースがあります。いずれにしても特殊な知識が必要になる分必要性は高まっています。
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