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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。





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Sweet basil スィートバジル No.4

。。。。。。。。。。





It is continution

続きをどうぞ・・・





「この香りに追いついた時、きみはきっと、父
さんから離れて行くよ。母さんが、そうだった
ようにね」



父から渡された香水瓶の蓋を開け、ぼくは、鼻
先に何度も持って行くことに、その夜を費やし
た。


ベッドに横たわり、静かな音楽を流して、母の
ことや、友達のことを考えた。



こんな甘やかな匂いの中で考えごとをする時に
ジーンズを履いてるのは似合わないなぁ。



ぼくは、そう思った。


シルクとか、そういう柔かくて、やさしく体を

包むものを、纏いたい。




でも、ぼくはシルクの肌着なんて持っていない。


何か代わりになるものってないのかなぁ。



その時、ぼくは・・・


先輩の体なんてどうだろう、と思いついて顔を
赤くした。



ひとつの香水は、実にいろいろなものを選択す
るんだね。



その香水を自分の物にした時、自分の好きなも
のは、おのずと決まって行くんだ。



自分の趣味を決めてから、最後のエッセンスと
して香水を選ぶのが普通のやりかただとした
ら、父が、ぼくに教えようとしていることは、
まるで逆。


どちらが正しいのかは、今のぼくには分からな
いけど、とりあえず、父の言うことに従おう。


その夜、ぼくは、シルクの肌着の代わりに、母
の想い出を心に纏い、甘やかな香りにむせなが
ら眠りについた。



明日の朝

目覚めたら

大人になっていますように・・・



そうお願いして

枕を抱えて目を閉じた。



ぼくは、まだ、そんなに長くは生きていないけ
れど、身に降りかかって来た今までの不幸を、
全て許せるような気持ちになっていた。






to be continued



今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
いつもいいね!やコメントをありがとうございます。




みなさま💛


幸せな一週間を過ごしてねぇ~~~♬(*'▽')♬♬





あんにょ~ん♡^^