この人たちならもらさないなって思って話したのに風の噂になっていた。




信用ってそんな一瞬のおもしろさのために消えちゃうもんなの??


それとも漏らした人にとってはそれぐらいのことにしか感じなかったの??


いきなりですが僕は今小劇団の照明担当として劇団に所属しているんです。

始まりはmixiで全く知らない人から来た一通の手紙でした。

その人は以前まで役者をしていて今は演出家になろうとしていて
そして自分から役者志望の人をスカウトして劇団員にしようとしているんです。

ぼくはその前段階としてスタッフとして声をかけられ
入団(?)したんです。




僕自信も前から小劇場などであかりを考えてみたいと思ってたのでいい話だと思いやってみようかなと!


それから本人と会い、彼のスカウトした音響さんとも会い
今日は彼が現在教えてる学生の稽古を見てきました。

学生たちはまだ芝居を初めて3ヵ月だとかほんとにド素人でした。


そんな中、稽古は始まり
台本は前に演出家さんが使ってた作品のものを使用。



ここからがほんとにおもしろい!!

台本に書かれている一行一行に思いがこめられてるんだなと実感しました!

ほんのさりげない一言でもトーンが違うだけでそれが嘘になってしまったり
ほんの何気ない動作でその人の心理状況っていうのも見えてきたりする。





例えば、とあるバーで二人の男女がいたとします。そしてこう言うとします。


男「いいお店ですね、ここ。よく利用するんですか?」
女「えぇ、たまに。」


こんなさりげない言葉でも演じ方によってはいろんな見え方がするんです!!




まずは男のセリフについてですが
出だしも唐突に言うか、間を置いてから言うかで二人の関係性がわかってきますよね。

ナンパなのかちょっとした知り合いなのかがわかりますよね。

そして何よりお店の雰囲気を見ないでこんなこという人はいないので
カクテルを飲む仕草をしたり落ち着いた感じで店の様子を見回したりするのが必要だったりします。

カクテル飲む仕草一つでも持つところが

細いグラスをイメージさせたほうがなんとなくカッコイイし

それを飲む仕草も傾けすぎるとずいぶんグィっといったね!ってなってしまって落ち着いてる様子を与えられません。





そして「いいお店ですね、ここ。」も

バーによくある背の高いイスに座って

正面を見ながら手をブランとさせてこんなこと言う人なんてまずいませんよね?


だから机があるかのように肘を置く仕草をしたり

上半身もしくは頭だけでも女性のほうに向かせたりするんです。


言い方もラフに言うか、言葉を探しながら言うかでだいぶ印象は違います。



「よく利用するんですか?」も同じですね。



「いいお店ですね、ここ。」と「よく利用するんですか?」の間を

短くするか長くするかでもその役の慎重さが伺えますよね!


表情も優しい感じにするのか大人びた感じにするのか

それとも興味を持った顔をするのか。

いろんな選択肢がありますね!






そして女性の「えぇ、たまに。」


これも言う前に

少し驚いた顔をしてから言うのか

しれっとした顔で言うのかで

2人の関係がわかってきますね。



言い方も「えぇ!たまに!」なんて言い方したら

何、きょどってんの?ってなっちゃいますね。

ここはバーなんですから落ち着いた様子で言うのが大人っぽいですよね。







なーんてたった2行でこんな何気ない文章なのに

演じ方でだいぶその2行の印象ってのは変わってくるんです!!


演じるっておもしろい!!


リューク風に言うと

演じるって・・・おもしろっ!!!







この仕事を始めてから度々役者っておもしろそうだなーって思います。




照明の明かり作りなんかやってるときに

照明がすごい集まってる舞台センターなんかに立ったりすると

すんごいこうなにかが自分の中で高揚してくるんです!


そんな話を同じ会社内の人にしても共感をもらえたことはありませんが(笑)


逆に言えばそういう才能があるってこと!?


でも活舌悪いから無理だわorz









でもうちの小劇団はまだ役者さんも全然少なくて

冗談っぽく僕が出ますなんて言ってみたら

少しアリかも!?的な感じの答えが返ってきたので

照明さん兼役者なんてこともあるかも??




発声練習でもしとかないと!