むつう整体ではイネイト(innate)という言葉がよく出てきます。
直訳すると
「先天的な」「本質的な」という意味になるのですが、語源は in と nature からきている派生語 [in-nate] ですので、むつう整体では 「内なる自然」 という意味で使っています。
これは自然治癒力、生命力、免疫力など、毎日生きていくうえで、当たり前に働いている力のことです。
風邪をひいてもケガをしても、知らないうちによくなっています。
呼吸をしよう、食べ物を消化しようなんて考えなくても、いつもあなたのために器官や臓器は働いてくれます。
このように私たちの身体には生まれながらにして生きていくために必要な力が備わっています。
この力をイネイトと呼んでいます。
このイネイトについて、結核を例にしてみましょう。
最近また結核が急増していますが、過去において結核症の原因は、死体解剖や動物実験の結果で結核菌であると判定されました。
そして抗生物質の投与が行なわれ華々しい成果を得ました。
確かに全ての結核患者の肺に結核菌が見出されることは確かです。しかしそこで最も重要なことが見落とされています。
それは健康な人を含め殆ど全ての人間にも、肺に結核菌が見出されるという事実。それでいながら発病していないという事実に、私たちはしっかりと焦点をあて直さなければなりません。
ではなぜ発病する人としない人がいるのか。
つまりは結核菌は発病の条件であって原因ではないということです。
結核菌はイネイトが充分に働いている健康体では繁殖できません。
イネイトの流れが低下した不健康な体では、肺結核に限らずあらゆる病気の可能性が生まれます。
緊急を要す以外の時は、どんな病気や症状であっても、まずはイネイトの流れの回復を行なうことで、より健康な状態を保つことをおすすめします。
例え手術を必要とするケースでもその予後の順調な経過に、執刀する医師も一様に驚きます。
イネイトは命のある限り意識しなくとも、あるときには老廃物の掃除人になったり、細胞組織の再生を行う大工さんになったりして、完璧に身体を整えてくれているのです。
イネイトとは、内なる生命。内なる叡智です。
もしこのチカラが十分に働いていないとしたら…
とてももったいないことだと思いませんか?
東川口むつう整体院
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