スペインに気になる女性がいる

アルバ女公爵という方。

2014年に亡くなったカイエターナ・フィツ=ハメス・ストゥアルト・イ・シルバ

代18代アルバ公爵
スペイン一とも世界一だとも言われるお金持ちの女性

もちろん血統もやんごとなきで

星公爵位を7個
星伯公爵位1個
星侯爵位を19個
星伯爵位を23個
星子爵位を1個

などなど、保有している称号が世界最多のギネス保持者

エリザベス女王より称号が多いので、女王はカイエターナさんに会いたくないという都市伝説。
お辞儀をするのは女王の方になってしまうので。  

日本では整形を繰り返したセレブとして紹介され
2014年に亡くなった時はニュースにもなりました




エリザベス女王と同じ年に結婚したので、影になりがちだけど、こちらも世紀のロイヤルウエディングと言われたの。


その後、歳を重ねてからのヒッピーな見た目からも想像できるように
3回の結婚。

ラテンの女性らしく明るくておおらか。

あまりにもおおらかすぎて、80歳を超えてからの結婚は家族もスペイン王室も大反対

35億ユーロある財産を子供たちに生前贈与した事で無事結婚。




そして200年前の13代アルバ公爵夫人

マリーア・デル・ピラール・テレサ・カイエターナ・デ・シルバ・イ・アルバレス・デ・トレド

今のアルバ公爵のご先祖様です。

ゴヤが描いた有名な黒衣のアルバ女公爵


この画のなかの公爵夫人は35歳。

彼女の夫はすでにその年以前に亡くなっており、彼女は喪服をまとい盛装している。 

画の中で彼女は地面を指差していて、そこには「ゴヤだけ」とそっと彫られている。彼女は二つの指輪をはめていて、ひとつには「アルバ」の文字が彫られもう一方には「ゴヤ」と彫られている。地面の「ゴヤ‘だけ’」の‘SOLO’という文字の刻銘は、初めは隠されていた。

当時のアルバ女侯爵は社交界の憧れの華。

美しく、教養があり、負けず嫌いで、おしゃれで恋多き女。

そして白衣のアルバ女公爵

 

宮廷画家フランシスコ・デ・ゴヤとアルバ女公爵はパトロンと画家と言う関係を超えていたと言われているの。 

200年前のご先祖様もなかなかトリッキーな方だったようで

ゴヤにこんな絵を描かせた。
アルバ女侯爵とラ・ベアタ

後ろ姿、、、?しかも女中さんを脅すポーズ。



この13代目のアルバ女侯爵は、時のスペイン王妃とライバル関係にあり小説や舞台にまでなっているので
興味のある方は調べてみて。

そして有名な着衣のマハ

よく見るとかなり適当に書かれています。

    

裸のマハ

マハ(maja)とは、「小粋な女(小粋なマドリード娘)」という意味のスペイン語



モデルがアルバ女侯爵だとか、当時の宰相の愛人だとか言われてるけど

まー、確かにお顔は似てるよね。

なんでアルバ公爵についてこんなに熱く語ったかというと、、、、


続く。