思い出の黄色い自転車
忘れかけてた
黄色い自転車
一生懸命こぐその姿は
彼方じゃなかったね
こんな所にいるはずないッテ
分かってる
彼方の自転車より
綺麗だった…
幸せだったあの頃
彼方はいつも
黄色い自転車で
私の前に現れた
あの頃も今も
黄色い自転車を見る度に
彼方の姿をさがす
もしかしたら…
そんな小さな可能性を信じて…
彼方の大きな背中を感じ
初めて二人乗りした
あの日
私が怖がらないように
道を選び
ゆっくり走ってくれたよね
必死に背中に捕まりながら
その優しさを
温もりを
体いっぱいに感じてた
なんだかとても
切なくなった…
苦しくなった
このまま独り占めしたいッテ
強く強く願った
迷子になって
帰れなくなって
二人でさ迷えば…
そのまま走り続けて
朝が来て
「何やってんだろ?」ッテ
二人で顔を見合わせて
笑うの…
そんな馬鹿な事
本気で思った
そんな下らない事
考えてた
この先もずっと
黄色い自転車を見る度に
思い出すだろう
楽しかった
幸せだったあの日々を…
もう
戻る事のない
あの時間を…
