仕事帰り、ある駅のホームの一番前で待ち合わせ。
きっと素敵な人に違いない。
そう思っていた。
でもそれは大きな間違いだった。
出会った彼は、外見は普通。
おじさんとお兄さんの間くらい。
カッコイイとは言えない。
電車に乗ると、突然手をつないで来た。
気持ち悪い…
なんとかうまくかわして、出来るだけ手をつながずいられるよう歩いた。
彼は私の嫌いなタイプの男性だった。
新宿を歩いていると、カラオケの店員さんが声をかけてくる。
その人に対して、すごいイヤな偉そうな態度をとる。
「話しなんていいから、サービス券だけよこせばいんだよっ!」
一緒にいて恥ずかしい。
彼はそれを”男らしい”と勘違いしているようだった。
一刻も早くこの人と離れたいと思った私は、
私はやっぱりうしさんのことがスキだから、あなたとは一緒にいられない。
と伝えた。
最初は「そんな男と一緒にいたって幸せにはなれない。」などと
私を説得しようと頑張っていた。
でも私が、”あなたとは付き合えない!”とハッキリ告げると・・・・
態度が一変。
「俺と付き合わないと、殺す!」
「お前の家族全員に危害を加える」
と脅迫が始まった。
電話で私の話を聞いてくれた優しい彼はもういなかった。
今の私なら「なに言ってんの!」って言い返してボコボコにしてやるくらいの
勢いはあるが、当時私は19歳。
まだ子どもだった。
怖くて怖くてたまらなかった。
近くにパトカーが停まっていたので、手を出されそうになったら
すぐに走ろうと準備だけはしていた。
軟禁状態で彼に捕まっていた時間。
4時間。
さすがに疲れた私は、「わかった。」と彼の話を受け入れた。
もちろん”フリ”をした。
「携帯変えたら
家まで行って殺すからなっ!」
彼の最後のセリフ。
やっと開放された。
すぐに一緒にテレクラバイトをしていた先輩に電話。
もうかなり遅い時間だったが、すぐに新宿までかけつけてくれた。
その時すでに26歳だった先輩は、
「大丈夫 大丈夫」
「絶対はったりに決まってるから」
とかなり余裕だった。
「いい人生勉強したんだよ」と。
先輩のいいつけで、次の日に携帯を解約。
高校時代から使っていた愛着のある番号とサヨナラ( ´Д⊂ヽ
それっきりテレクラ男と会うことはなかった。
所詮、テレクラ。
信じちゃダメだったんだよね…
