母の口癖「どうにかなるねん」


一見、ポジティブで楽観的で、とても良い言葉だが、私はこれを母が言うたびに腹ワタが煮えくりかえる。



フツフツと怒りが込み上げ、何時間かけてでも、ひとつひとつ言いたいことを全て並べて罵ってやりたくなる。




わたしが、老後のため娘のために「貯金しないと」と言うと、必ずと言っていいほど「そんなもんどないかなるねん」と言ってくる



腹ワタが煮えくりかえるほどの怒りを覚えるが、言い出してはキリがないのでグッと堪える



私🚶‍♀️
「でもお金は貯めれるときに貯めとかんと、いざいるときにすぐ貯めれるもんちゃうし、ムスメが進学するときや、老後のこととか、ずっと先のことも見越してためとかんとな。」



母🙎‍♀️
「あんた、あほちゃうか!そんなもん、どないかなるねん。なんであんたはそんな『こうでなければならない!』ってゆうガチガチの頭なん?!
そんなもんな、どなーいでもなるねん!私かってな、ずっと全然お金なかったけど、ちゃんと子供2人育てあげたし、ちゃんとどないかなっとんや。あんたみたいなことゆーとったら、なんもでけへんわ!」





はぁ?!

お前がちゃんとどないかなったんは、散々周りに迷惑かけて散々人の金むしりとって生きてきたからやろが💢💢💢


お前自分の力でどないかしたことなんか一度もないやろが💢💢


虫唾が走る。



私が子供の頃からずっと、母親はよく祖母から金を巻き上げていた。
生活費が足りない、商売始めた借金が返せない、(←飲み屋などの水商売ではない)、貯金もない、だから一緒に暮らしていた祖母に金のことでは散々迷惑をかけていた。吸い取るだけ吸い取ったと言う感じだ。




とにかく金の管理が病的にできない。
貯金など1円もない。
今も昔もこれは変わらない。


金の管理がまるでできない上に、商売の才能などカケラもないのに、借金をして商売を始め、どんどん借金は膨らみ、やがて我が家は悲惨なことになった。



とにかく、アホなのだ。
老後のためにきちんと金を貯めておくなんていうことはカケラもしてこなかった。例によって「老後?そんなもん、どないかなるねん」だ。





だから、両親が老後を迎えた今、何かあるたび私たち姉妹が金を援助する羽目になるのだ。




老後の今、散々子供に頼って生きているお前が
「金なんかどないかなるねん」と、どのツラ下げて言うのか。自分の親ながら神経を疑う。ここまでアホになれれば逆に楽だろうとも思う。





自分の親にたびたび援助している私は、夫に対しても肩身が狭い。親への援助のことで夫に少しでも責められたことは一度もないが、それでもやはり、かなりの気を使う。


そりゃそうだ。本来ならば、我が子のため自分の家庭のための貯金が、嫁の親に流れ込むのだから、わたしの気が引けるのは当然だろうと思う。




そんなこと、常識的な普通の人間ならばたやすく想像がつくはずだが、母は、わたしの夫の前でも同じことを言うのだ。






「お金なんてな、なかったらなかったでどないかなるねん」


わたしは、いつもどんな顔して主人を見ればいいのか分からなくなる。このアホが私の親で本当にごめんねと、心の中で謝るしかない。
もし、親でなければ、とっくに縁を切っているところだ。




どうにもできていない人間に、「どないかなるねん」と言われる苛立ちは、えなりかずきに
「恋人作るのなんて簡単だよ」と言われるのと同じくらいだろう。